いつの間にこんなことに
奈良のふわふわかき氷は、普通のシャリシャリのかき氷とは別格らしい。
そこで我々は「ふわふわかき氷をめぐる旅」に出ることにした。
我々の住む大阪から奈良までは車で1時間以内。
日帰りでもいける。でも一泊せねばなるまい。なぜならば、うちらはビジネスホテルが好きだから!
そしてタイトル通りの結末を迎えることとなる。
奈良は地味(だった)
大仏が鎮座する東大寺、世界遺産の春日大社、興福寺。その他もろもろ歴史ある建造物が立ち並ぶ古都、奈良。国内外問わず人気の観光地だ。鹿もいるし。
奈良の名物と呼ばれる食べ物は、昔からあるにはあるのだが「柿の葉寿司」「奈良漬け」「茶粥」というラインナップで、関西では大阪や京都、神戸に比べてなんとなく地味な存在であった。
でも、さ、ほら、なんたって鹿もいるし、せんとくんも頑張ってるし。別に奈良は奈良のままでいいんじゃないかな。
そう思っていた矢先、空前の奈良のかき氷ブーム到来だ。ちょっと調べてみるとブームが巻き起こったのは2015年のことだったらしい。
一過性のブームではなく、10年以上続いているのだからきっと大仏様も認めてくれているに違いない。
ふわふわかき氷1軒目
まず最初に向かったのは生駒市にある「onnawautsuwa」。
ちょっと変わった店名だが、かき氷も変わっていて「美容かき氷」を提供してくれるらしい。
50代半ばをとっくに過ぎた我々姉妹。
うちらだってまだまだ美しくなれるのであれば、ぜひともなりたい。
それが冷たくて美味しくてふわふわのかき氷で叶うのであればこんなに嬉しいことはない。
さあ、いざ、店内へ!
うちらに美容かき氷をくださぁい!
おおお⋯。
でかい。高さも尋常じゃないぞ。それに噂には聞いていたが、なんて派手なんだ。
我々ははじめて目の前で見た奈良のかき氷に驚き恐れおののいた。
映えのためだけにこんなマンガのようなフォルムに整えられているのか? 噂によると見た目だけではなく味も最高とのことだが。まじか。恐るべし奈良のふわふわかき氷。
それぞれの美容成分はこんなふうにLINEで教えてもらうことができる。
美容効果を期待しつつ、では、いただきま〜す!
ふわああぁ⋯
美味しい!
かき氷だから当たり前なのだが、冷たい。
でもキンキンな冷たさではなく、柔らかくてしっとり。
アイスクリームのような甘さではなく、さっぱりしている。
そして噂通りのふんわりふわふわ!
なるほど、これは新食感! いくらでもいけそう!
姉「ピスタチオがこってりしていてスープみたい。桃の味もしっかりしていて食事感がある」
と、姉が感想を述べながら食べていると⋯。
かき氷が雪崩をおこしてしまった。テーブルや服にまでぶちまけてしまい大慌てだ。
そして妹も⋯。
冷房がきいているとはいえ、猛暑まっただ中。そして食べる前にバシバシ写真撮影も行なっていたためか、溶けて崩れやすくなっていたようだ。二人とも半分ほど食べた時点でこうなってしまった。
ふわふわといっても、氷は氷。素早く食べることをおすすめしたい。
美味しかった。 確かに奈良のふわふわかき氷は、普通のシャリシャリかき氷とはまったく違うものだった。
よっしゃ、次いったろか!


