装備はマラソン大会とほぼ同じ
家まで走って帰るにあたり、特別に揃えたものは2点だけ。懐中電灯と地図だ。
あともちろんデジカメと記録用のボイスレコーダーを持っているが、それ以外は去年の東京マラソンとほぼ同じ装備である。
一応地図は持っているが、今回のルートは非常にわかりやすいので心配していない。東京から茅ヶ崎までは国道1号線というでかい道で一本なのだ。迷いようがない。
駅を出てしばらく走ると1号線の看板があった。まだまだ茅ヶ崎の文字はないが心強い道しるべだ。
走り始めて30分ほどで休憩所がいくつも現れた。今度終電逃したらここで休憩しようか。こういう発見も走りならでは。
今日は仕事を終えてそのまま走り始めているので晩ご飯がまだだ。地図に書かれているケンタッキーまで走ってそこで肉を補給しようと思っていた。
でも行ってみたら閉まっていた。終電過ぎると地図もあてにならなくなるのだ。
一駅の長さが身にしみる
準備らしき走り込みをまったくしなかったのだが、今のところなんとか順調である。遠くに横浜のビル郡が見える。そろそろ一駅分走ったということか。
…一駅?
1時間くらい走ったはずなのだが、まだ横浜にいるのだ。ちなみに電車だとスタートした川崎から8分で着く。文明の圧倒的な威力を感じる。
僕は何度かフルマラソンに挑戦したことがあるのだが、いつも途中15キロくらいまでは楽しい。たぶん今そのくらいだと思うのだ。問題は中間地点を過ぎてから。30キロ越えたあたりからは毎回記憶がない。
ということはやはり勝負はまだまだこれからということだ。余裕があるうちに少しでも家に近づいておきたい。