特集 2026年11月5日

みんなで本に書き込みしたい

中古で購入した本の中に読者の書き込みがあると「当たりだ!」と思う。
会ったこともないその人の気配を感じて、いっしょに本を読んでいる気分になる。

しかし、書き込みがあったとしてもその量はわずか。もっと線を引いたり感想を書いたりしてほしいのに!あったとしても、市場には出回らないんだろうか。残念だ。

ということで、意識的にめっちゃ書き込みをした本を、リレー形式で友達に回してみた。

社会人。体育が嫌い。大人になった今でも大抵の物事を「体育よりマシか、否か」で判断している。(ライターWiki)

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書き込み本リレー

今回は友人の加藤(高校からの友人。本は読まない。怒りの速度が速い)と、日向さん(小学校からの友人。最近本離れ気味。極めて穏やか)に協力してもらう。

企画の流れはこうだ。

知らない人の書き込みでもうれしいんだから、友達がたくさん書き込んでくれた本だったら最高なんじゃないかと思った次第だ。
課題図書は、芥川龍之介の『魚河岸』。当初は川端康成の『雪国』か、朝井リョウの『インザ・メガチャーチ』にしようと思っていたのだが、流石に友達への負担がデカすぎるので2,000字程度の短編にした。

コピー本の形にした

まずはわたしから書き込みをする。

魚河岸 著:芥川龍之介  あらすじ

魚河岸の夜道を歩く保吉と友人たち。偶然入った洋食屋で酒を飲み交わしていると、柄の悪い客がのれんをくぐってきた。不穏な空気を感じる保吉。横柄に振る舞う客だったが、友人の1人の露柴(いいとこの生まれ)がいることに気付いた瞬間、様子が一変。露柴の機嫌を伺い始める。
嫌な男はやり込められたが、それにも関わらず保吉は陽気な気分にはなれなかった。

(青空文庫で全編無料で読めます!→芥川龍之介 魚河岸 )

大体こんな感じ

さあ、読んでいこう。

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書き込み自由形

去年の春の夜、

去年の春の夜といえば、わたしは職場の閉店の報を聞いた時期だ。懐かしい。みんなは何してたのかな?さっそく書き込もう。

去年の春頃みんなは何してましたか?私は職場閉店の報を聞いた。

 

 

ーーと云ってもまだ風の寒い、月の冴た夜の九時ごろ、

そういえば最近突然涼しくなってきた(※2026年10月末)。冬の方が好きだからこの季節ってうれしいや。

 

 

保吉は三人の友だちと、魚河岸の往来を歩いていた。三人の友だちとは、俳人の露柴、洋画家の風中、蒔画師の如丹、

いいなー、こういうペンネームかっこよくて憧れる。

フリーランス三人衆 みんな名前かっこE

 

 

――三人とも本名は明さないが、その道では知られた腕っ扱きである。殊に露柴は年かさでもあり、新傾向の俳人としては、夙に名を馳た男だった。

 

 

我々は皆酔っていた。もっとも風中と保吉とは下戸、如丹は名代の酒豪だったから、三人はふだんと変らなかった。 
名代と言えば富士そばのラーメン好き

と、こんな感じでどんどん書き込みをしていく。

あぁ~しらきを描いたり
知らなかった言葉の注釈を書いたり
最近食べた美味しいものを聞くなどした

書き終わったので、友人の加藤に回す。

そして加藤から帰ってきたものを、近所に住む友人の日向さんへ渡した。

⏩ 書き込み済み「魚河岸」完成

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