特集 2026年11月5日

みんなで本に書き込みしたい

好調な滑り出し

数日後、わたしと友人2人が思うがままに書き込みをした『魚河岸』が完成した。

書き込みの文字色は
緑→佐伯
青→加藤
橙→日向
です。

さあ、表紙から見ていこう。


 

おでんの魚河岸あげ、割と好きな人多いけどそんなにおいしい?(加藤)
綴じるの自分でやったの!?すごくイイ~(日向)

……すでに良い。

好調な滑り出しを確認し、本文を読み始める。

 

去年の春の夜、
何の記憶もないや…(加藤)
去年の春って2025年?前回の春が2026年だからすごく前に感じるね。仕事辞めるぞー!と言った(日向)

返事書いてくれた。ありがとう。

 

 

ーーと云ってもまだ風の寒い、月の冴た夜の九時ごろ、
みんな同じ季節を生きている

 

 

保吉は三人の友だちと、魚河岸の往来を歩いていた。三人の友だちとは、俳人の露柴、洋画家の風中、蒔画師の如丹、――三人とも本名は明さないが、その道では知られた腕っ扱きである。
ハンネしか知らないのあるある(加藤)
漢字二文字のハンネかっこいい(日向)

ハンネ(ハンドルネーム)と言われると、途端にこの4人の交流がオフ会に思えてくる。

 

 

~中略~
露柴は生っ粋の江戸っ児だった。曾祖父は蜀山や文晁と交遊の厚かった人である。家も河岸の丸清と云えば、あの界隈では知らぬものはない。

 

 

~中略~
だから露柴には我々にない、どこかいなせな風格があった。下町気質よりは伝法な、山の手には勿論縁の遠い、――云わば河岸の鮪の鮨と、一味相通ずる何物かがあった。……… 

めっちゃてやんでいってこと?(佐伯)
イキってこと?(加藤)
(保吉にとって)友だちかつちょっとあこがれ的な…?(日向)

三者三様の解釈。いい……。こういうの、ブックオフで買ったちょっと難解な小説にも書いてあってほしい。

 

 

~中略~
如丹は静かに笑い笑い、話の相槌を打っていた。

加藤が如丹にメロさを見出している

 

 

~中略~
するとそこに洋食屋が一軒、片側を照らした月明りに白い暖簾を垂らしていた。この店の噂は保吉さえも何度か聞かされた事があった。「はいろうか?」「はいっても好いいな。」――そんな事を云い合う内に、我々はもう風中を先に、狭い店の中へなだれこんでいた。

私はブルスケッタが食べたいです(佐伯)
おしゃれだな 食べたい バジルついてるのがいい(日向)
ビーフシチューとかタンシチュー食べたい。浅草行こう。(加藤)

見えてくるだろう、保吉の後に続いて暖簾をくぐる我々の姿が。

 

 

店の中には客が二人、細長い卓に向っていた。客の一人は河岸の若い衆、もう一人はどこかの職工らしかった。我々は二人ずつ向い合いに、同じ卓に割りこませて貰もらった。 
たしかに自分が同じ状況だったら緊張する。店変えるかも。

 

 

~中略~
この店は卓も腰掛けも、ニスを塗らない白木だった。

 

 

おまけに店を囲う物は、江戸伝来の葭簀(よしず)だった。だから洋食は食っていても、ほとんど洋食屋とは思われなかった。  
注釈、役立ったみたい

⏩ 横柄な客が登場

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