ヘタなバイキングの計画を立てる
好きなものを好きなだけとっていい形式がバイキングなのだが、不思議と上手い下手を気にしてしまう場所でもある。
彩り、栄養のバランス、食べ合わせなど気にしたらキリがない採点項目の数々が頭をよぎる。そんなこと気にせず楽しんでくださいっていう場じゃなかったか。そう解釈しているのは僕だけなのか。
お盆の絵を描いて、バイキングにありそうな食べ物を配置していく。お弁当を考えるみたいで楽しい。おいしそうで、かつヘタになるように考えた。
まずは朝食バイキング
食材を買って帰ってきた。まずウインナーをたくさん炒めて、冷凍食品のポテトを揚げた。
そして朝食バイキングといえばスクランブルエッグである。初めて作る。
「これもおいしそうだよな」と思って皿に盛ったが、スクランブルエッグにはもっとしっとりしていてほしいと思って作り直した。こんなこだわりが自分にあったのか。
1時間弱でヘタな朝食バイキングができた。こちらです。
全体的に茶色いし栄養のバランスも悪いがすごくおいしそうだ。ヘタもちゃんとやると美しいぞ。ワクワクする。いただきます!
ヨーグルトを食べて冷静になったらポテトやウインナーから食べ始める。当たり前だが全部好きだしおいしい。「ヘタ」とか「バランスが悪い」などと思う暇がない。ずっとおいしくて嬉しい。温泉卵も「これだけ和食だな」とか思わない。好きで繋がっているのでちゃんと馴染む。
もう1つ気が付いたのは「次なに取ろうかな」と思わなくていいので食事に集中できるということだ。会場を見て「オムレツって2つ頼んでもいいんだ…!」とかびっくりしなくてもいい。
周りの目を気にせず好きなものを好きなだけ食べている。今の僕は、バイキングよりバイキングらしいぞ。
すごくお腹がいっぱいになった。はしゃぎすぎているが、それも含めてヘタなバイキングである。