いつもくにゅくにゅ噛んでました
コーラ味のグミ、といえば、私は真っ先に「コーラアップ」を思い出す。ぺらっと、瓶を半分にした形状のグミ(当時は“グミ”なんて呼び名はなかったが)。小遣いで買うコーラ味のおやつは、なぜか背徳の味がしたもんだ。子供心にも、食べ過ぎたらいかんのだろうなーというケミカルな味。でも食べた。しょっちゅう食べてた。
近頃はコーラアップもリニューアルされていて、他社商品もコンビニに並んでいた。
大人になった今でも、食べ出すと止まらない魔力を持つ、そんなコーラグミ。今こそ大人の力で、本物そっくり、かつ大きいコーラグミを出現させようではないか。
さて、「コーラグミ・実物大」と言った。
この「実物大」とは、500mlのペットボトルではなく、もちろん缶入りのでもなく、まさか1.5リットル入りなんてとんでもない、オールドファッションなあのコーラがモデルである。
コンビニやスーパーを回っても売ってなくて、でも酒屋さんに行ったら拍子抜けするくらいすんなりそこあった、190ml入りの懐かしい、色っぽいラインの瓶。コーラグミは、やっぱりこの形を元にしなきゃ!
まずこの瓶の型をシリコンで取るわけだが、半身だけを型取りすればいいので、比較的簡単に作業できる。では順を追って説明しよう。
硬化剤の配合割合は、シリコン100gに対して1gとある。が、造形に詳しい友人によると、実際はもっと入れて硬化を早めてしまっていいとのこと。今回使ったシリコンは600gくらいなので、添付してあった硬化剤を10gまるまる使っちゃった。
さてそのまま一晩置いてみると・・・
物がちゃんと固まる、というのはなんとも気持ちのいいものです。ゆるい人生、たまにはこういう局面があっても、いい。
特に離型剤を使わずとも、パカッと瓶は外れた。ほぼ1kgものシリコン使って、何やってんだという気持ちにもなるが、さっそくグミの材料を揃えて流し込んでいこう。