君はぽたじゅうを知っているか
静岡県掛川市、掛川警察署から島田方面に国道を走っていると、たこのマークがひと際目立つ店がある。
静岡のローカルロードサイド店『ぽたじゅう』だ。
規模の大きな店ではないが、店の前にはいつもズラリと車やトラックが複数台停まっている。
これまで一度も訪れたことがなかったが、ある日会社の後輩がぽたじゅうのたこ焼きを絶賛していたことをふと思い出し、初めて足を運んだ。
ご主人が熱狂的な矢沢永吉ファンのようだ。
メニューにはたこ焼きからハンバーガー、シェイクまでメニューがずらり。カウンター下にもおいしそうなサンプルがたくさん。
ベストラインナップすぎて心の中で飛び跳ねた。うしろにほかのお客さんがいなければ、1~2時間は眺めていられそう。
後輩おすすめのたこ焼きの中から、名前も珍しい「ねぎぼっこ」を注文。あとはハンバーガーと店の名前が付いたぽたじゅうバーガー、ナチュラルポテト、訪れる前から気になっていたブルーハワイシェイクを頼んだ。
合計5点、こんなに頼んだのにお会計は1,500円弱!天国ですかここは。
たくさんのお客さんをさばきながら2人で切り盛りされていたので、ある程度待つ覚悟でいた。しかし、あっという間に呼び鈴がなって驚いた。
商品を受け取り、車の中をいいにおいでいっぱいにさせながら帰宅。
安うまの境地
ぽたじゅうは店舗横のベンチで買った商品を食べられるようだが、この日は土曜日ということもあり多くのお客さんで賑わっていたので、家でゆっくり食べることにした。
できたてを受け取ったのでまだまだ熱々。早速ひとつずついただこう。
まずは名前から気になっていたねぎぼっこ。
これでもかというくらいねぎが乗っている。仕事の合間に食べるのは厳しそうだが今日は休日だ、気にせずガツガツいかせてもらおう。
ねぎのザクザクした食感、七味でほんのりピリ辛になったたこやき、初めて食べたねぎぼっこは大人の味だった。とろふわ系の小ぶりなたこやきなので、次から次へとパクパク食べてしまう。
ねぎがあまりにもてんこ盛りで最後ねぎだけ残ってしまったので、ごはんにかけて食べた。ねぎごはんも食べられて得した気分。
次はハンバーガー。ねぎごはんはカウントに入らない。
わたしの舌に間違いがなければ、これはてりやきバーガーだ。シンプルな具と味付けで、車の中でサクッと食べるにはもってこいである。てりやきも濃すぎず食べやすく、子どもから大人までみんな好きそうな味に仕上げてある。
バンズは鉄板で焼かれているためゴマがより香ばしく感じられ、フワフワで美味だった。
そしてこちらはぽたじゅうバーガー。名前で買ったがなにが入っているのだろうか。
このボリュームで300円はやっぱり安い!ぽたじゅうで一番人気なのも首がもげるほどうなずける。
ベーコン+パティの肉肉しさとトマト+レタスのシャキシャキした野菜感が最高の組み合わせだった。味付けはマヨネーズなので、ハンバーガー同様老若男女楽しめるメニューだ。
それにしても安くてうますぎる…本当にこれでいいのだろうかと余計なことを考えてしまう。
食後にブルーハワイシェイクで一息つく。
ブルーハワイといえばかき氷だ。シェイクなんて聞いたことがないぞと思い買ってみた。味はバニラをすっきりさわやかにした感じで、バニラより甘すぎず飲みやすかった。
というかそもそもブルーハワイってなんだと思い調べたら、小野法師丸さんの記事がヒットした。
ブルーハワイシェイクも自由の味である。
ちょこちょこあいだに挟みながら食べたナチュラルポテトもちょうどいい塩加減でおいしかった。食べても食べてもポテトが減らず、210円とは思えない量に大満足だった。
ぽたじゅうパーティーしたい
ぽたじゅうへの初トライは大成功に終わった。こんな素晴らしい店が近くにあったのに、これまでスルーしてきたことを悔やんだ。
これだけ食べて1,500円なら、好きなものを好きなだけ買ってぽたじゅうパーティーをしたい。
記事を書きながら、次に訪れた際の注文を既に考え始めている。