枠を持ち歩くとすべてが幾何学模様に見える
さんざん表紙を切り取った高尾山の帰り道、目にするものがすべて幾何学模様に見えて怖くなった。数学の概念に囚われている……!結局私は数学に丸め込まれてしまったのかもしれない。
なお、この日の夜に寄った東京駅の地下にあったオブジェがこの企画一番の「数学の教科書っぽさ」でした。
数学の教科書の表紙には図形や立体などが描かれていることが多い。
日常の風景でよく「数学の教科書っぽい」と思うことがあるので、いろんな風景を切り取って表紙の図形として評価してみました。
私は小学生の時から文系を自覚し、文系まっしぐらでいままで突き進んできた。理系科目は全部苦手で、常に赤点ギリギリだった。問題を解きながら手の甲に蕁麻疹が出たことさえある。国語の教科書はなかなか捨てられずにいたが、数学の教科書は卒業と同時に躊躇なく捨てた。
それでも、数学の教科書の表紙がいつも何かしらの幾何学模様だったことだけはずっと覚えている。そして日常で見かける風景を「数学の教科書っぽいな〜」と思うことがけっこう頻繁にある。ある種の呪いなのかもしれない。
私の中で、数学の教科書の表紙はこんなイメージ。
丸や四角、三角などの図形が含まれていると数学の表紙っぽいのかもしれない。真ん中の部分をいろいろ入れ替えて、数学の表紙っぽくなるかどうか調べてみることにした。
ひとまず、家にあった幾何学っぽいもので試してみた。
ちょっとスカスカな気もするが、私が言いたいことはわかっていただけたのではないでしょうか!こういう感じです。なんともいえない数学の概念みたいなものがドンと載っているイメージ。
そして、以前石井さんの学校工芸の記事で紹介したオルゴールがかなり数学っぽかった。
数学が苦手すぎて、数学の教科書の表紙は”数学の概念”が「こわくないよ」「ほらみて綺麗だよ」と無理やりこちらに歩み寄ってきているように見える。このオルゴールも、枠をかざしたとたん”こちらに歩み寄ってくる数学の概念”に見えてきた。ちょっと怖い!
ついでにこれが「算数」になると、下の画像のようにもう少しファンシーになる気がする。図形を含みつつちょっと年齢が下がる感じ。
ちなみにこのカラフルなボールは、DPZ 23周年の動画撮影後に寄った謎の路面店で編集長の林さんに買ってもらったものです(林さんも買っていた)。25にもなってボールを買ってもらう日がくるとは思わなかったぜ。
ちょうど年始だったので、高尾山に初詣に行きつつ数学の教科書っぽさを探してみることにした。
表紙度1★:パイロンなど角ばった物体
パイロンや標識など、角ばった物体を枠におさめるとちょっと表紙っぽくなった。でもごちゃっとしていて洗練された感じがしないからか思ったよりなじまない。
表紙度2★★:形がハッキリした物体
そしてパイロンよりもっと表紙っぽかったのは高尾山口駅の手すりだった。汚れがなくてツルっとした物体はかなり数学の概念に見える。
手すりがなくても、階段だけでかなり数学っぽくなる。
階段を表紙にすると「数学を勉強してステップアップしていこうね!」というメッセージも感じる。私は全くステップアップできませんでしたがね。
表紙度3★★★:枠内いっぱいの幾何学模様
いままで枠の中に物体をおさめようとしてきたが、枠内いっぱいに模様があったほうが表紙っぽいのではと思いついた。
ほらほら!表紙っぽくないですか?計算しつくされた曲線に見える(実際そうなのかもしれないけれど)。
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物体の全体が写っているより枠いっぱいに写っていた方が、教科書の難易度が高そうに見えるのは気のせいだろうか。ちょっと対象年齢が上になるように思える。数Aだけどね。
絶対違う:全く関係のない物体
こりゃある程度なんでも数学っぽくできるのでは!?と思ったが、物体そのものの存在が強すぎると全く表紙に見えなかった。
そして図形に見えて数学っぽいものであっても、文字のせいで混乱してしまったものもあった。
さんざん表紙を切り取った高尾山の帰り道、目にするものがすべて幾何学模様に見えて怖くなった。数学の概念に囚われている……!結局私は数学に丸め込まれてしまったのかもしれない。
なお、この日の夜に寄った東京駅の地下にあったオブジェがこの企画一番の「数学の教科書っぽさ」でした。
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