どれも美味しかったです
つーわけで、ふりかえってみると、ただただ美味しくて楽しかったという感想しか出てこないローカンマ食べ比べでした。
が、強いて個人的に今後のリピート率が高いだろうなと感じたのは、ごはんにかけただけで脳がしびれるほど美味しかった「中華納豆＆豚肉辣油」、ザーサイの旨味が印象深かった「三種ミックス辣油」、そして、塩気が薄いので使い勝手が良い「玉ねぎラー油」あたりでしょうか。
「千切り豚肉辣油」
これまたジャーキー的な食感の豚肉。食べ比べの最初っからずっと思っていたんですが、このラー油、冷奴にのせてたら絶対にうまい。というわけで、豚肉好きの僕としては、ここでいざ、豆腐と合わせてみることに。
こんなのさー、もう、うまくないわけないよね。花山椒もしっかりと効いた塩辛いラー油に、豚肉の旨味。さらに、豆腐のなめらか食感と豚肉のジャーキー食感が口のなかで混在し、新たなストーリーすら生みだしている。酒のつまみに最強ですわ。
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「牛肉豆豉辣油」
お？ これは今まで食べ比べてきたローカンマたちとは一線を画す味わいですね。豆豉の奥深い味わいと酸味に、こま切れにされた牛肉の旨味、コクが加わり、すごく高級感を感じる。さすが牛肉様！ という貫禄があるというか。
で、こいつのみ、ラベルにわざわざ、
と書いてあるので、素直にそれに従ってみましょうか。
牛肉豆豉辣油チャーハン。
するとこれが……いやー、もうね、いちいち食べ比べて感想を言うのがバカらしくすらなってきましたよ。だってさ、もともとたった百数十円で買えて、ちゃんと美味しい冷凍チャーハンではある。ただそれが、こんなのが店で出てきたら通うよ！ っていう、1000円くらいしてもおかしくない本格中華チャーハンに変身しちゃうんですもん。
いいかげんにしてくれよ。どこまで万能なんだ、ローカンマ！
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「玉ねぎラー油」
さて、今回の食べ比べのラスト。これが意外にも、ほとんど塩気がないんです。8品のなかで初めて。ゆえに、いちばん日本人になじみのあるラー油に近い。ただ、そこに揚げた玉ねぎ、大豆などの甘みや香ばしさが加わり、なんともいい味なんですよね〜。
塩気がないならば、どんな料理にもあんまり深く考えずに足せるぞ！ ということで、ごく普通のカップラーメンに足してみるなんてどうでしょう？
そこにラー油を足してみる。その前に素の状態を味見してみたところ、鶏ガラだしの味がしっかりして、すでにめっちゃ美味しいです。なるとと海苔入りなのもかわいい。ただ、それを取り除いた後、
もう、さっきまでの安心感はどこにいった？ っていう、完全に異国の料理。でもね、これがまたうまいんだな〜……。温めたことで広がった玉ねぎの甘みと、そもそも高い麺のクオリティーがあいまって、もう、中国旅行に行って入った店でこれが出てきたら、「次に来たときは、またここ来ようね！」って友達と誓いあっちゃうレベル。
いやぁ、どこまでも有能ですね、ローカンマ。
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