特集 2023年1月30日

局地的ランキング1位を愛でる〜みんな何かのNo. 1

スーパーに行くと棚にならぶ品物は相当なバリエーション、ポテトチップス1つとっても何を買うか迷いますよね。

そんな中、ランキング1位の称号はかなり強い引きになります。

「私こそが1位です!」とアピールしている商品がたくさんありますが、よくよく見るとなんだか局所的なランキングが。

狭めのランキングをみんなで愛でましょう。

大阪生まれの大学院生。工作や漢字が好きです。ほら貝も吹けます。先日、教授から「あなたは何を目指しているのか分からん」と言われました。

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> 個人サイト 唐沢ジャンボリー

ラザニアカテゴリーNo. 1との出会い

ある日、仲のいい四谷くんが

と打ち明けてくれました。

どうやらスーパーやコンビニに行って、ランキング1位をうたうパッケージをコレクションしているらしいのです。

その中の1つを見せてもらうと、

 

この「ラザニエッテ」という商品、

 

「ラザニアカテゴリーで7年連続No. 1」だそう

すごいんだろうけど、ちょっと狭い・・・。というか「他にもラザニア市場のライバルがおるんや」とびっくりです。

 

 

同じ時期に、友だちのミシマも局所的No. 1をSNSで紹介していました。

 

 

このドラッグストアでよく見る「なめらか本舗」の洗顔料は、

 

「豆乳スキンケア市場第1位」・・・!

豆乳スキンケアというフィールドで戦っておりました。

なんと私の狭いコミュニティ内で、偶然「局所的No. 1あつめ」が流行していたのでした。私たちはでっかく「No.1」と書かれたそばにあるちっちゃく書かれた文章を読んでは「ク〜ッ、範囲がせまいねえ〜」と悦にひたっていたのです。

それでは私たち3人があつめたNo. 1をお見せします。

 

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ボクシングの階級のように

なにかとランキングが付きもののラーメン、

日清「行列のできる店のラーメン和歌山」も1位を獲得しています。

超ロングセラーだし納得の1位ですが、何のランキングなのか見てみると、

「チルド2食ラーメンブランド」の売上No.1でした。

 

「チルドラーメンNo.1」ではないところに、チルド1食・3食ラーメンなどとはバトルフィールドが違うのかな?と勘ぐってしまいます。

ボクシングのヘビー・ミドル・ライト級のように階級がわかれているのを想像しちゃいますし、「チルド7食」みたいなトリッキーな数だと天下狙えそうですよね。

 

たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2022年ダニ対策シート部門第1位

ドラッグストアは局地的No.1がザクザクとれます。私たちのエルドラドです。

化粧品や薬品系のパッケージにはたいてい1位の勲章が輝いています。特にコスメは雑誌、サイトなどなど色んなメディアが毎月のようにランキングを発表しているので、No.1に事欠きません。

 

そんなドラッグストアでミシマが見つけたのが

 

イースマイルの「さよならダニー」です。

 1位のシールが2枚ついていて堂々の二冠なのですが、何の順位なのかよく見てみると、

「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2022年ダニ対策シート部門第1位」

 かなりのピンポイントでした。

 

赤ちゃんグッズというくくりの中のダニ対策シート部門でNo.1を取ったのです。

 

私も小学6年の時、「3組で1番メガネが似合う人ランキング1位」を取ったことを思い出して胸が熱くなりました。

 

私の家には赤ちゃんがいないので、このカテゴリには「そうなんや〜」って感じですが、赤ちゃんがいる方には「おっ」と思わせるランキングなのでしょうかね。

キャンディの熾烈な戦い

お菓子の中でも、キャンディはNo.1の宝庫です。

 

梅キャンディの売上1位、

 

フルーツのど飴の売上1位、(のど飴1位とは書いていない)​​​​​​

 

飲料キャンディ売上1位もあります。(四谷くんの提供)

飲料キャンディって、ほかにビックルとかC.C.レモン味の詰め合わせのやつしか思い出せないのですが、あれを抑えての1位ということですよね。そう考えるとすごいです。

 

 

他にも、「はちみつキャンディ1位」とか「ミルクキャンディ1位」があります。

 

 

キャンディは甘かったりしょっぱかったりと味も様々だし、のどの調子を整えるために舐めたりもするので案外カテゴライズが細かい商品です。

 

 

もちろん塩飴市場売上No.1もあります。

 一方、夏の頼れる存在「塩分チャージタブレッツ」も

 

No.1がついてます。

 

塩飴1位は別に​いるのにどういうことでしょうか。

 

タブレットは「塩分・塩味市場シェアNo.1ブランド」でした。

くくりがさらに広い戦場で1位をとっていました。

ていうか塩味のトップに君臨しているのやばいですよね(世の中に塩分のあるもの、塩味のものなんてめちゃくちゃあるのに・・・)。塩味だけで勝負している商品っていうことでしょうか。

 

シチュエーション設定が大切

これらのキャンディたちは売上で競ってますが、

こちらのTOUGH GUMMY(タフグミ)は、

 

たくみなシチュエーション設定で天下とってます。

たしかに、残りの仕事ひとふんばりって時にフラッとコンビニ行って、このキャッチコピーが目に入ったら「買おうかな」とはなっちゃいます。でも、どことなく「上司にしたい有名人ランキング」の香りがしますね。

グミはキャンディよりNo.1表示が少なくて残念です。いつか「目ん玉のグミ売上1位」とか見てみたいものです。

 

 

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せんべい市場の細かな住み分け

キャンディ以上に細かいのがせんべい、おかき類です。

ソフト(塩味)カテゴリの売上No.1、

 

米菓(エビ味)カテゴリ売上No.1、

 

揚げせんべい(しお味)カテゴリNo.1ブランドなどなど。

 いままで全部「せんべい」にしか見えてなかった自分に反省です。

ほかにも、

米菓アソートNo.1、

 

ミックス米菓ジャンル売上No.1も。

 ばかうけは色んな味が個包装で入っていて、つまみ種は一袋にいっぱい色んな味が入ってます。これをアソート、ミックスで区別しているというわけです。

ベン図の書きづらさよ

 こんな群雄割拠なせんべい・おかきの世界ですが、

亀田の柿の種は、

「THE No.1 Rice Snack in JAPAN」でした。(世界にむけて英語表記)

 

2020年の間とはいえ、日本統一をしていたようです。すごい。

 

あの強豪を抑えて!?

No.1の中でびっくりしたのがこちらです。

マルヤナギの蒸し豆がなんと「蒸し豆売り上げNo.1」とのこと。

 これをスーパーで見つけた時、「え!?あの強豪のフジッコのおまめさんをさしおいて・・・!?」と激震が走りました。

慌ててフジッコの黒豆を確認すると、

わあ、No.1って書いてない・・・

 今はマルヤナギの時代なのかとしみじみしていると、

ピンときました。

「もしや・・・?」とパッケージの裏側を確認すると、

マルヤナギは「蒸し黒豆」、フジッコは「にまめ」だった

みごと調理法で住み分けていました。マルヤナギは「蒸し豆」のトップであり、フジッコと直接対決したわけではなかったようです。

このスレスレの感じを推理していくのがたまらなかったです。


局所的No. 1をおもしろがって買っちゃう

先日四谷くんとスーパーに行った時、生鮮売り場で、

「さらし鯨売上No. 1」
さらし鯨を買う予定なんてなかったのに、四谷くんと興奮して買ってしまいました。

もちろん、買いたい品物のジャンルが決まっていて、どのメーカーがいいか迷ってる人にせまいNo. 1は刺さるでしょう。そして局所的No. 1ファンは「局地的No.1だから」という理由で購入してしまいます。

 

「結局それなりの販売効果があるなあ」とさらし鯨を酢みそにつけながら思いました。 

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