はい、これが大きなキャベツです
大きなキャベツがコチラ。スマホを横に並べてみると大きさが分かるだろう。
大きいでしょ?大きいよね?ほら、僕の顔よりだいぶ大きい。
予定通りロールキャベツを作ってみた。これもほら、スマホと同じくらいの大きさです。さすが大きなキャベツ。
切ってもこの大きさですよ!胸の鐘の音が鳴りませんか?
はい。
わたくし、嘘をついておりました
分かってると思うけど嘘です。普通のキャベツです。以下は、どうしてこうなったか?という話と、多少の悪あがきです。
まずは数年前に大きなキャベツを見かけた上野に出かけた。
いつでも探してた訳じゃないけど、きっと上野になら大きなキャベツが売ってると思ったんですね(ちゃんと下調べしろって思うでしょ?しないで行くのが俺たちのやり方です)。
あるにはあった
で、大きなキャベツ自体はありました。あったんです。
で、売り物なのか聞いてみたら『観賞用』だそうで売ってなかった。
仕方ないのでアメ横をブラブラして巨大キャベツが売ってないか探してみました。
そしたら、なんか今のアメ横って外国の市場みたいなんですね。
こんなところにあるはずもないのにって、もうキャベツのことは諦めて上野の外国っぷりをテーマにしようかとも思い始めるわけです(フレキシブル)。
豚足とか茶色い丸鶏とか道端で売ってます。買う人も店員さんも中国語。上野?え?中華街なの?
中華だけでなくケバブも定番。日本人が過半数を割ってる気がします。
いや、もうちょい探そう。だって担当の編集部石川さんにキャベツで書くって言っちゃったし。
無邪気に担当編集を裏切れるほど何もかもは欲しがってないのです(冒頭ですでにウソを書いて無邪気に裏切ってるけど)。
巨大キャベツ発見
で、なんだっけ?キャベツか。
ブラブラしてたらありました。でも、居酒屋の前に展示されてるだけでどう見ても売り物じゃない。自明のメイちゃん。(だれ?)
ちょっと大きさが分からないので梨と比べてみた。
比較対象の梨が大きいとキャベツの大きさがよく分からないという結果に。もうちょっと考えて写真を撮れよ、と今なら思えます。
そう、このときの僕はもう正常な判断力を失っていたのです。錯乱ボルギーニ。(えー。)
自暴自棄になりかける
もうダメだ。このテーマは無理!もうキャベツを探すのやめてガード下で飲んじゃうか!みんな飲んでるし!心のまま飲んだっていいんじゃない?!
ちょうど道端のテーブルで飲むにはいい季節じゃないですか。旬ですよ、旬。
でも待て。まだ明るい。こんなに早く諦めたらダメだ。ワンモアチャンスに掛けてみよう。
ギリギリ残った理性で踏みとどまりました。危なかった。誘惑に彩られて誤ちを犯すところだった。
よくあるよくある、夢見たあげく彷徨って空振りすることなんか、よくある。
銀座に行こう
よし、仕方ない。じゃあ銀座に行こう。交通会館に北海道のアンテナショップがあったはずだ、きっとそこで売ってるに違いない。光が射すかも知れない。
行きました。
結果から言うと、巨大キャベツは無かった。まるで真冬のひまわりの様に。
終了ー。キャベツは終了(諦めて試合終了)。
違う大きな物を探すことにした
キャベツはもう諦めることにして、あるがままの心で自由に書くことにして、大きな野菜を他に探すことにしました(え、そうなる?)。
すると、交通会館の横で老夫婦が巨大な椎茸を売ってたんですね。
スマホと比べるとほら、大きい。
こういう小細工も編み出しました。昔のスマホを並べると、なんか物が大きく見えます。
ほんの10年前ですが、その頃のスマホはとても小さかったんですよ。
世間では食べ物のサイズが小さくなったと話題になりますが、スマホはどんどん大きくなっています。
だからiPhoneXと比べるとあまり大きく見えません。
iPhone3GSやHT-03Aを使うと全てが大きく見えます。
椎茸の肉詰めも200gとかで巨大に見えます。
普通のは30gくらいなので実際に大きいんだけど。
もう、迷走しすぎててなんの記事か分からなくなってきたけどせっかくだから焼いて食べました。
大きさとは一体。大きいとは?小さいとは?果てしない闇ってどこにありますか?
月と地球の大きさを比べても、どっちも人間から見れば巨大だし、もっと大きな視点、例えば銀河系からみれば砂粒のように小さい。
僕は大きなキャベツや椎茸を食べることで何を面白ろがろうとしたのだろう?
そして猫が大きいとしたら?
ご存知遠近法
僕は遠近法や比較対象の大きさをごまかすことで何がしたかったのだろうか?
分からない。誰も知ることのない明日はいつ知ることが出来ますか?(明日じゃね?)
分からないし、こうなることはある程度予想されていたので僕は銀座でアンテナショップ巡りをしてたんでした。
深まる混迷
大きな椎茸や大きな梨を手に入れた。でも、果たしてそれだけで成り立つだろうか?光は射すだろうか?
心配になった僕は、あの日の夕方、銀座や有楽町のアンテナショップを廻りました。なにか面白いものがあればそれで書けるかも?と思ったんです。
心の中のシーソーが揺れ動き、迷い込む思考のラビリンス。
ここではちんすこうをいくつか買いました。ちんすこうの食べ比べでもしようかと思ったんですよ。
はい次、山形の『おいしい山形プラザ』 。
ド定番のずんだ餅と玉こんにゃく。
次は高知。
米ナスとこんにゃく、あとカツオ。この丸くて大きいこんにゃくで玉こんにゃくはどうか?米ナスも大きいし、巨大椎茸と合わせて大きい食材でなんかやるか?という意図があったんです。やんなかったけど。
茨城のアンテナショップもあるんですね。
茨城の名物ってなんだろう?と思ったら、ほぼ納豆と干し芋でした。
あと福岡のアンテナショップで堅パンと甘い醤油を買ったり。
大阪のアンテナショップでカールが売られてるのに気づいたり。
こんだけ集めたら、買ったもののレビューでもいいかなって気もしてきましたが、やっぱ大きい椎茸とか買ったし、どうせなら大きさで勝負したい。
あんまり要素を詰め込むと軸がブレます。(この記事の軸とは?)
ということで、巨大椎茸料理をこさえて、ついでにそこで発見した『旧世代のスマホと比べるとなんか大きく見える』と『遠近法を使ったウソ』に至りました。
心のまま僕が行った結果、迷走の末霧散した感がありますね。
書きたいことはだいたい書きました
なお、遠近法を使わずに撮ると、キャベツの大きさはこんな感じです。
僕は当サイトのライターの中では比較的『ちゃんとした、またはちゃんとし過ぎて普通』な事を書くタイプ(と自分では思ってる)ですが、非常事態ってやつになればこんなもんです。
人は正常な判断ができなくなることがある
山で遭難した人の手記を読むと、どうしてそういう事をしちゃったんだろう?という場面が必ず出てきます。
例えば下調べをしていないコースに突っ込んだり、予定していない山になんとなく登ってみたり、大きな低気圧が来てるのに登っちゃったり、迷ったあげく滝壺に飛び降りたり。
山で遭難する人って、後から見れば全然まともな判断をしていないんですね。それは本人も後から考えれば自明のこととして分かります(生きてれば)。
自明のメイちゃんです。
メイぢゃ~ん!(トトロのおばあちゃんみ)
魔が差すと言うか視野狭窄と言うか、人には思考停止して変な事をしてしまう不具合があり、今回の内容はその不具合がもたらした人類の業です。
(自分の失敗を人類全体になすりつけるスタイル)
で。
「終わりなき旅とか言って、速攻で終わってんじゃん!」と思ったあなた、正解です!