何でもありなくずきり
この夏、寒天やところてんなど、透明のプルプルしたものがおいしくて色々食べていたのだが、くずきりが一番好みだった。
ツルッとしていながらモチモチ感もあり、歯ごたえも比較的しっかりしていて食べた嬉しさが持続する。
すごく遠くにフルーティな香りも感じて、これが葛なのかなと思うが、何しろすごく遠くてよく分からない。かなり無味無臭だ。舌触りや温度が心地よくておいしいと思うのだ。なんか良いよな。
調べると黒蜜以外にもはちみつやジュース、ポン酢をかけてもいいし、春雨みたいに料理に使ってもいいらしい。もう何でもありだ。
くずきりにかけて意外と合うもの、探してみよう。
くずきりにオレンジジュースかける
甘いものを中心に色々買ってきた。
缶詰のフルーツを載せた。透明ですごくきれい。
食べると、オレンジジュースの酸味がくずきりのツルツルした食感に合っていておいしい。爽やかだ。
食べるうちにこういう果物みたいに思えてきた。果肉の外側に透明のプルプルした膜があって「ここも食べられるよ、あんまり味無いけど」と教わって食べ「へぇ〜…!」とか言うのだ。そういう架空の果物。
ただ、黒蜜に比べると味が薄くて物足りない感じもした。ジュースを濃くしたソースみたいなものがあればもっと良かっただろう。ジャムは違う食感が加わっちゃうので違う気がする。
くずきりにオレンジジュースかける
意外性 ★☆☆☆☆おいしさ ★★★☆☆
くずきりにフルーツ缶の汁かける
ジュースより濃いもの、と思って載せていたフルーツ缶の汁をかけた。
食べてみると思ったより濃く感じない。自然な味わいでおいしい。
くずきりを食べた時にすごく遠くに感じたフルーティーさがフルーツ缶の汁と繋がり、辻褄が合って安心した。
全然関係ないのに繋げたらきれいな形になったのだ。星座みたいだ。
くずきりにフルーツ缶の汁かける
意外性 ★★☆☆☆おいしさ ★★★☆☆
くずきりにエナジードリンクかける
何か濃いもの、と思ってエナジードリンクをかけてみた。独特の甘い香りがする。
どうなっちゃうんだ、と思って食べるがさっぱりしていて食べやすい。エナジードリンクの甘酸っぱさがくずきりと合うし、普通に飲むより上品な感じがして好感度が高い。おいしい。意外といいぞ。
普段ヤンチャな先輩の家に泊まり、朝起きて目を開けると早起きした先輩がサボテンに水をあげていて「意外とそういうところもあるんだ」と思う時みたいな、ギャップを感じられる良さがある。知ることができて良かった。
くずきりにエナジードリンクかける
意外性 ★★★★☆おいしさ ★★★★☆
くずきりにミルクティーかける
透明じゃないものをかけてもすごくきれいだ。
食べるとかなりタピオカミルクティ―である。おいしい。ミルクティーの甘さとほんのちょっとの苦味に、ツルッ、モチッとした食感が伴うのがすごく楽しい。これも汁をたくさん飲みたくてかきこむように食べた。
しかし一番おいしかったのは、食べ終わってから飲んだミルクティーだった。胃の中にあるくずきりが、グビッと飲んだミルクティーにザーッと流されていくような感触が心地いのだ。
これはやはり、タピオカミルクティーのように飲み物として楽しむのがいい。ミルクティーをグビグビ飲みながらたまにくずきりもつまむ、というバランスにしよう。
くずきりにミルクティーかける
意外性 ★★☆☆☆おいしさ ★★★☆☆
くずきりにカルピスかける
食べる。
こういう商品じゃん、と思うくらい完成度が高くておいしい。甘酸っぱさ、味の濃さ、液のとろみがくずきりの涼しげな食感と合っている。合いすぎている。お互いがこのために作られたみたい。
カルピスを原液のまま摂取している、という事実も嬉しい。あっという間に食べ、メモに「フルーチェ」と書いた。初めてフルーチェを食べた時ぐらいの衝撃があったのだ。「こんな良いものがあるのかよ」と誰かを問い詰めたくなる。
組み合わせとして意外性はないが、その分すごく高い完成度でおいしい。涼しげデザートの王です。
くずきりにカルピスかける
意外性 ★☆☆☆☆おいしさ ★★★★★★★★★★
くずきりに日本酒かける
今までは異質な香りがする。
食べると、味は薄まっているはずなのにしっかり酒である。香りのせいだろうか。
香りは酒、食感はツルツルという食べたことのない味わいで感想の取っ掛かりがない。今までみたいにしっかりした甘味や酸味がないと、くずきりには合わないのかもしれない。
お酒をかけようと思ったら甘味や酸味のしっかりするワインなどが合うと思う。
くずきりに日本酒かける
意外性 ★★★☆☆おいしさ ★★☆☆☆
6杯も食べるもんじゃない
予定していたくずきりを食べ終わったらヘトヘトになってしまった。頭も痛い。お酒少ししか飲んでいないのに。
体を広げつつ胴を捻るのが気持ちよかった。
あとで調べると、くずきりはデンプンが原料なので、ところてんや寒天ほどカロリーが低くないことが分かった。
「なんかツルッとしているから6杯ぐらいいけるだろう」と思っていた自分が愚かだった。
くずきりを食べられる量は意外と限られている。大事においしく食べよう。しっかり甘くしたいならカルピスがいいし、爽やかさを取りたいのならジュースやエナジードリンク、缶詰の汁などがいい。


