豆乳が好き
豆乳は誰もが知る存在だと思う。簡単に書けば大豆から作る白い液体。1980年代には豆乳ブームもあったそうだ。ちなみに豆腐も豆乳を固めたものだし、湯葉も豆乳を加熱した際の表面部分。豆乳は飲むだけではなく料理にも使われる。
私は豆乳を毎日飲んでいる。起きたらまず豆乳を飲むのだ。一日の活力のようなものが生まれてくる気がする。自然の甘みのようなものがあって私の好みの味。何事も続かないのが私の特徴なのだけれど、毎朝豆乳を飲む習慣は続いている。美味しいから続くのだ。
そんな豆乳は上記のような白い大豆で作る。大豆と言われて思い浮かべるものだ。ただ大豆には様々な種類があるわけで、黒豆で豆乳を作るとどうだろうかと考えた。私は黒豆が好きなのだ。黒豆茶ばかり飲むほど好きなのだ。
黒豆豆乳を作る
黒豆を生産している有名な地域は北海道と近畿地方。今回は近畿地方の丹波篠山市の黒豆を使う。現地に行って買ってきたものだ。丹波篠山市は黒豆の本場。最高級の黒豆だ。
豆乳作りは夜から始まる。別に夜である必要はないのだけれど、10時間以上、黒豆を水に漬けておく必要がある。ちなみに黒豆だから10時間以上漬けておく必要があるわけではなく、普通の大豆でも一緒だ。
10時間後、黒豆が膨れていた。丸かった形も豆っぽい形に変わっている。水に漬けるだけでこんなにも変化があるのだ。また膨れた黒豆は光を反射して輝いていた。形も輝きも美しい。ちなみにこの後、この形も輝きもなくなります。
黒豆を水と共にすり潰す作業が発生する。ミキサーでもいいし、手動ならばすり鉢とすりこぎでもいいかもしれない。私は「よめっこさん」を使う。家にあったのだ。しかもただの「よめっこさん」ではない。「NEWよめっこさん」だ。ミキサーみたいなやつです。
300グラムの黒豆に対して1200mlの水を使って、一緒にすり潰す。すり潰したものは鍋に入れていく。NEWよめっこさんは小さいので、何度も黒豆と水を入れ替えてすり潰した。NEWよめっこさんは本当に細かくすり潰してくれる。一時期、すり潰すことにハマってNEWよめっこさんを買ったのだ、確か。
すり潰した黒豆を煮立たせた状態で10分ほど火にかける。焦げないようにこまめに混ぜ続けるのがポイント。焦げたら全てが台無しになるから。焦げたら焦げた味になるのだ。人生で一番不味かったカレーは焦げたカレーだった。焦げるのだけは避けなければならない。
最近はよく不足という言葉を耳にする。米不足とか人手不足とか。そのうちの一つに「さらし不足」があるのかもしれない。ガーゼではなくさらしでもいいのだけれど、私が訪れた3つのお店ではさらしを売っていなかった。ガーゼで全然いいのだけれど。
もちろん一度では絞れないので、何度かに分けて、すり潰して煮立たせた黒豆を絞った。私はてっきり絞れば白い液体が出てくると思っていた。でも、違った。絞られてくる液体は灰色だった。絵の具の筆洗いの水のような透明度のない灰色だ。


