給食用の食器を買った
熊本にやってきた。熊本はおいしいものがたくさんあると聞く。それを全部のせて、自分なりのバイキングを楽しみたい。余裕があれば2周したいと思ってます。
食器を持ってこなければならない。大皿と小皿、そしてトレーである。荷物にならないように軽い食器を探していたら、給食用の食器がヒットした。
給食のときに出てくる食器。アルマイトというアルミを加工した材質である。
軽くて割れにくいために多くの学校で使われていたこちらの食器だが、今ポリプロピレンの食器にだんだんと変わっているそうだ。
ただ今でもかさばらなくて軽いためにキャンプ用の食器としても人気らしい。
これに食材をのせていってバイキングをしたい。熊本の町全体がおれのバイキング会場だ!海賊が出たぞ!!バイキングだから!!
まずはスーパーに行く
地元のスーパーには地元だけで流通している食べ物たちが集まっている。知らない食べ物たちを集めたい。
you meマートは広島県の呉市に本社を置くスーパーである。ここ熊本にも多くのyou meマートが存在している。
ここで熊本っぽいやつを買うことにした。店内は撮影できないので、買ったものだけを紹介しよう。
牛乳は熊本の『らくのう牛乳』である。有明海の海苔も買った。明太子は普通になんか食べたかったからです。
そして、注目してほしいのは『御飯の友』である。
ふりかけは大正時代にカルシウムを補うための食品として生まれたそうだ。今でいうサプリメントの役割である。
この写真たちを公園で撮影していたら子どもたちが集まってきて「お兄さん何してるの?」とものめずらしい様子に興味津々なのか、目をキラキラさせながら言われた。
「今ね、熊本のおいしいごはんの写真を撮っているんだよ」とひとりの子に伝えてた。そして、ふと後ろを見たら、5人ぐらいの子どもたちがこっちを見ている。なにかのイベントだと思われている。結果、8人ぐらいに子どもたちに囲まれていた。
木に登らないで。落ちてけがしたら、おじさんのせいになってしまいそうだから。
写真も撮ったのでこの公園から帰る。「じゃあ、おじさん帰るからね」と言ったら「どこに帰んの?」と聞かれたので「東京だよ」と答えた。
「おれ知ってる! あっちでしょ!」と沖縄の方に指をさしていたので、親御さん、子供たちに日本の地図を見せてやってほしい。バイキングの記事で子ども教育のことを考えるとは思わなかった。がんばれ、未来を作る若い力。
からし蓮根を買いに行く途中で見つけた唐揚げ屋
熊本と言えばからし蓮根である。レンコンの穴に辛子みそを入れて、衣をつけて揚げた食べ物だ。ピリッとした辛さが癖になる。
それを買いに行こうとバスに乗り、目的の場所へ行こうとしたら、おいしそうなお店を見つけた。
チキンハウスという名前の響きがおいしそうで足を止めてしまった。秘伝のスパイスとかナンバーワン手羽先とか、そんなお腹を空かせる言葉を使わないでほしい。
店内は揚げ物の香りが立ち込めていて、胃袋を刺激してくる。どれを買おうか迷っていたら、祭りをやっていた。半額祭りである。
ここで手羽元や骨なしを買って、お店を出た。早くライスで食べたい、そんなことを思いながらからし蓮根のお店へ向かう。
からし蓮根のお店で焼きたてちくわを食べる
さて、からし蓮根である。不動ちくわという場所に向かった。熊本にはいろいろな場所でからし蓮根が売られているが、ここだと食べ歩きできるからし蓮根があるらしい。
それを買おう。
店内に入ると、多くの練り物たち、そして多くのからし蓮根が置いてある。からし蓮根も通常の辛子みそだけでなく、ゆず風味など少し変わったからし蓮根もあって、買うのに迷ってしまう。
どのからし蓮根を買おうか迷う。大きいやつを買うか、ひと口のやつを買うか。あと、疑問なのだが、この大きいやつ食べきれるのか。
「この大きいからし蓮根ってひとりで食べきれるものなんですかね」「いや、どうでしょうか…」
聞いたところ、からし蓮根は通常の食事のときにも食べる人もいるが、特に大きなからし蓮根は、正月とかめでたいときに大勢の人が来るときに食べることが多いそうだ。
からし蓮根を買ってほくほくである。帰ろうと思ったが、やきたてのちくわもありますよと言われた。
商売上手だな、買わせてください。そういうと焼く前のちくわが目の前に現れた。
これを均等に焼いていき、焼き目をつけていく。「すぐに食べますか?」と聞かれたので、どうしよう、バイキングに加えるか。
でも、焼きたての魅力に勝てなかったので「すぐに食べます!」と伝えた。
食べるタイミングによって、焼き方を変えるらしい。
これで完成である。よし、外で食べよう。
すみません、バイキングのやつがすぐに食べられると思っていて、朝ごはんを食べなかったのですが、お腹が空き過ぎていて、もうダメなので食べます。
「このちくわ生きている?」と思うぐらいぷりぷりしている。そして、魚の風味がふんわりと香ってきて、噛めば噛むほどうまみがあふれ出てくる。このちくわうまいな。バイキングに加えたらよかった。