なんの検索ワードでデイリーポータルZに来てるのか研究 2023年12月21日

つまりビリヤニって何なんですか?~今週の検索ワード

ダイエットをしているのでダイエット情報を検索するんですが、右から左へと忘れていきます。

検索したことは忘れる(ふとした時に思い出す)。そういうことなのかもしれません。

さて、今週紹介する検索キーワードは「ブッダマシーン」「マークシート ボールペン」「ビリヤニとは」です。

デイリーポータルZに検索で来てくれてる方が多くいます。そこで、どんな検索ワードで来てくれたのか調べてみたのがこのコーナーです。(この記事をまとめてるのは編集部藤原)

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今週のトレンド検索ワード

今週人気だった検索ワードは、

ブッダマシーン

です。グラフを見ると、12月14日に山ができています。

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おそらく原因は……

ブッダマシーンが輸入できなくなるかもしれないという記事が話題になったから

です。

こちらの記事ではブッダマシーン(念仏を唱えてくれる機械)が中国から日本へ輸入できなくなると書かれており話題になりました(別のソースでは輸入できるとの情報もありました)。

そんなブッダマシーンとは一体何なのか? スズキナオさんが専門家にインタビューした記事がこちらです。

話を聞いたのはブッダマシーン専門店「光と音のハオハオハオ」を営むハオハオハオさん。

「ブッダマシーン」は「念仏機」と表記されることも多く、簡単に説明するとすれば、「念仏(お経)を再生する電子音響機器」という仏具のひとつです。

その種類は多く、ハオハオハオさんは中国までブッダマシーンを買い付けに行くそうです。こちらに並ぶのはブッダマシーンの枠から外れるものもありますが、50種類以上の品物!

そんなブッダマシーンがどこで売られているかというと、問屋の集まるビルの仏具問屋だそうです。ブッダマシーンの専門店みたいなものがあるわけじゃなくて、仏具店の一部に置いてあることが多いとのこと。

渋い色合いのブッダマシーンや
コンパクトで木魚の形をしたブッダマシーン
キラキラ感のあるブッダマシーンまで。

まだまだ多岐にわたるブッダマシーンの世界が垣間見られるので、気になる方は元記事を読んでみてください。

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いつも人気な検索ワード

デイリーポータルZの人気検索ワードランキングの中から、いつも上位に食い込んでくる検索ワードをご紹介します。今週紹介するのは……

マークシート ボールペン

です。

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「掲載順位」という検索結果ページの何番目に表示されるかという指標があります。「マークシート ボールペン」での掲載順位はここ3ヶ月平均で1.3位でした! 

マークシートといえば通常黒い鉛筆で塗りつぶしますが、他のペンで書いたらどうなるんだろう? 黒ければなんとかなるんじゃないか? そんな実験をしたのがこちらの記事です(デジタルリマスター版です)

ライター加藤さんは日本におけるマークシートリーダのトップシェアを占める企業​​​​​、​​株式会社セコニックさんを訪れました。 

マークシートを読む機械
これらの筆記具を試します

用意したのは、鉛筆(HB・2H)、シャーペン、油性ボールペン、水性ボールペン、ゲルインクボールペン、マッキー、マイネーム、水性サインペン、ホワイトボードマーカー、色鉛筆(黒・赤・青)、クーピー黒、万年筆、筆ペン、墨汁、黒の絵の具、蛍光ペン緑。

このように塗りました

 

一部結果はこのとおり

油性ボールペンは最高16までのうち3以上の濃さが出ず、読み取ることができないそうです

なぜボールペンだと読み取らないのでしょうか。

セコニックの人によると「マークシートリーダは波長940nmの近赤外線をセンサーから出して読んでいます。これが鉛筆に含まれている炭素に反応します。ボールペンのインクはこの近赤外線をほとんど吸収しないので読みません」とのことでした。炭素がないからか、と膝を打ちました。

そのほかやってみたものの、読み込んだものとそうでないものがありました。詳しくは記事で!

学生に向けてアドバイスとしては

●油性ボールペンは使わない。
●万年筆やマジックも使わない。
●筆ペンも使ってはいけない。
●書いた後でも消せる鉛筆が、やっぱり一番。
●でも消し方がハンパだと、意外と機械は読んでしまうので、必ず良く消すこと!(マジ)
●一番よく読むのは、黒絵の具。
●2Hの鉛筆を持って行った場合、燃やして炭にしたほうがよく読む。

とのことでした。

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ランキング外だけど気になる検索ワード

ランキング上位には届かなかったものの、少数の人が検索したワードから気になるものをピックアップしました。今回気になったデイリーポータルZの検索ワードは

ビリヤニとは

です。

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3ヶ月平均の検索順位は5.2位でした。

ビリヤニとは半茹でにした細長い米を、カレーと一緒に炊いたインド料理。だけどレシピを見るとどれも違うそうです。

じゃあビリヤニの定義ってなんなの? ということでライターの玉置さんがビリヤニに詳しい人に話を聞きました。

玉置さんは言います。

さてビリヤニとは一体なんだろう。現時点で把握しているのは、米を半茹でにしてから炊きなおしたり、具と米を層にしたりという、私の知らない技術が使われていること。そしてその作り方や材料は、人それぞれでかなり違うということ。それでいて確固たるビリヤニ像を持つ人がいるという謎。
日本でも流行りつつあるっぽいんだけど、まったく正体不明のインド料理、それが私にとってのビリヤニ像なのである。
エリックサウス マサラダイナーのマトンビリヤニ
ナンディニのチキンビリヤニ
ケララの風モーニング店主の沼尻さんのビリヤニ

詳しい人に聞いた結果「どれも違う」いうことで一定の見解を得ることができませんでした。似ているといえば似てるし、違うといえば違う。

そんなところに改めてビリヤニの奥深さが感じられますな。

それではまた来週!

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