ちょっと聞いてよ 2023年8月26日

ためいきが出るほどかわいいピクルス

あの、ちょっと聞いてほしいんですけど、ためいきが出るほどかわいいピクルスを見つけたんです!

1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。

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かわいさに負けて衝動買い

先日、埼玉県の秩父方面に旅行に行ってきました。その途中で立ち寄った、埼玉県産の商品をいろいろと扱うおみやげ屋さんで、あまりにも胸ときめく商品を見つけ、衝動買いしてしまったんです。

手のひらにのるくらいのサイズの小さな瓶入りのピクルスなんですけれども、もう、とにかくめっっっちゃくちゃかわいいんですよ!

まずは見てもらうのが早いですよね。

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ほら!

ね? 整然とカットされた色とりどりの野菜たちが小瓶にぴたりと並んで、いつまででも眺めていたい美しさじゃないですか?

商品名は「花咲く!Pickles」。僕が買ったお店で税込み789円。作っているのは、埼玉県熊谷市にある「Marche de Miyuki 〜マルシェ ド ミユキ〜」というピクルス製造会社。

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反対側も!

なんでも、自家生産野菜を中心とした埼玉県産野菜を使ってひとつひとつ手作りされた、無添加ピクルスだそうで。

え? そりゃあ確かにかわいいけれど、このくらいのかわいさのピクルスなら、他にもあるんじゃないかって? ははは。もう、せっかちなんだから。そういうことは、残る一面を見てから言ってくださいよ。

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ほら!
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ほら!!!
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ほらぁ〜!!!
いったん広告です

どうですこの世界観。もう、かわいすぎてためいきしかでないでしょ?

さっきの整然と並んだ野菜たちを背景に、うさぎさん形に切り抜かれたにんじんさんが、タイムの葉っぱさんを、まるで花束のように持っている。その横には、小指の先ほどもない、花形やハート型のにんじんさんたち。あらためて、ためいきしか出ないでしょう……。

どれだけ繊細な作業をしたら、この美しい絵が輸送に耐えてキープされるのか、想像もできません。

一生眺めていたいけど、即開けます

ではさっそく食べてみましょう。

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開封

フタを開けると、おなじみのピクルスの香りに加えて、けっこうしっかり目にスパイシーな印象も感じますね。これがタイムの香りかな。

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お皿に盛っていく

この時点で華やかですが、

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うさぎや花のピクルスも添えてあげると
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もはや絵本の世界!

いや〜かわいい。かわいいな〜。あ、それともちろん、すごく美味しい。きつすぎない適度な甘酸っぱさで、野菜の味わいをしっかりと生かしつつ、特徴的なタイムの香りがやっぱり効いています。どれも大きさがひと口サイズに揃っていて、食べやすいのもいいな。

今回は僕がひとりで、

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ビールのつまみとして食べつくしてしまいましたが

そうではなくて、誰かへのプレゼントとか、ホームパーティーへのお持たせとか、そういう場面にこそより映えるでしょうね。

もしかしたら、野菜嫌いのお子さんでも、かわいさにテンション上がって食べてくれる可能性、あるんじゃないかな。野菜嫌いのお子さんにいきなりピクルスは厳しいかな……。いや、このかわいさならば、あると信じたい!

あとからオフィシャルサイトを見てみたところ、僕が買ったうさちゃんのだけではなくて、驚くほどにバリエーション豊富で、絵柄もさまざま。商品写真を眺めているだけでも幸せな気分になれて、無性に誰かに贈りたくなるピクルスでした。
 

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