約束の地、東陽町
某月某日。私はドトール東陽町店にいた。

その昔。まさにこの店舗で初めてジャーマンドックを食べた小学生がいた。彼はあまりの美味しさに投げっぱなしジャーマン(プロレス技です)食らったような衝撃を受けた。彼はそれ以来ずっとドトールファンを続けているという。そう。彼とは私のことだ。
三十数年振りで約束の地に舞い戻った私は今日、思う存分、食べる。
幸せな三国同盟
昔の私はドトール入店直後に迫られる難しい選択に、いつもアタフタしていた。全部美味しいから何を食べるか決められないのだ。

ジャーマンドックとミラノサンド、どちらにすべきか?もしミラノサンドに決めても「AかBか、はたまた季節限定か?」という問題が残る。何を選んでも、何かを選ばなかった後悔に襲われそうだ。
こんな難問、あのトロッコ問題で有名なサンデル教授ですら匙を投げるぞ!
だがご安心あれ。長年の試行錯誤の末、今の私は最適解を見つけ出している。皆さんにも是非、お試しいただきたい。名付けて「ドトールの幸せな三国同盟」。





勢いあまってご馳走様してしまった。人によってはこの時点で「結構食べたな」と思うかもしれないが、これはあくまで私のドトールでのルーティン。まだまだいくぞ。
東陽町から世界へ
幸せな三国同盟でスタートしたことにより、今回の勝手に食べ放題のテーマが見えた。ずばり「ドトールで世界を感じる」。ここは東陽町なのに、口の中では既に日独伊と飛び回ったのだ。せっかくだから、もう少し色んな国を旅してみたい。
その目線でメニューを見た時、すぐに次の一手が決まった。ツナチェダーチーズだ。


ジャーマンドックとミラノサンドの陰に隠れてあまり目立たないが、こいつも完成度が高くて大好きだ。数年前にメニューから消えたのに復活したことからも、固定ファンの存在が伺える。