森コネタなど
いきなり怖い顔が出てきて申し訳ない。夕方とはいえ真夏の森を進むのはなかなかの重労働だった。重みを感じるほどに盛大なセミの鳴き声に潰されそうになりながら、道無き道をひた歩く。森を歩く途中で何度か自分撮りしたのだが、どれもブレアウィッチプロジェクトみたいな写真になってしまった。
森コネタ(1) |
「しかけ」を施すのはクワガタ等の人気昆虫が集まりやすい「クヌギ」や「コナラ」の木。左のような長細くトゲのある葉っぱをみかけたらそれだ。
虫が集まる木を選ぶには先客が虫を探した跡を再利用するのも効率的。幹の根元の落ち葉が取り去られていたら虫好きが虫を探した跡だとみて良いだろう。そういう場所にはやはり虫がいる。
虫が集まりそうな木を見つけたらさっそく「しかけ」を作る。今回は市販のジュースをしかけとして使うので単に蓋を開けて置くだけだ。簡単。一応口の細い缶やペットボトルは虫にとって飲みにくいかと思い、コットンで吸い上げておいた。
いまジュースの蓋を開けて並べてみたのだが、虫捕りが一転お供え物っぽくなってしまった。
このまま明日の朝まで放置するので前に「実験中につき触らないでください(明日には片付けます)」と張り紙をしておいたのだが、その必要もない気がする。
僕が森でこの光景に出会ったらまず間違いなくこの付近でジュース好きの人が行方不明になったのでは、と勘ぐるだろう。
森コネタ(2) |
さて、次の朝、どのジュースに虫は集まってきたのか。