おすすめスポットその5:外湯3つ全部入ったらいい
信州最古と言われる温泉のまちなのだもの、温泉に入らずにはいられない。
まずオススメされたのは「石湯」という外湯(共同浴場)。熱めのお湯で、昼に入っても夜まで体がポカポカだそうだ。
足湯で出会ったご夫婦によると100円だった時代もあったらしいが、今でも充分安い。
中はとてもシンプルで、5人くらいがちょうどいいくらいのサイズのお風呂場だった。
そこで話した地元の方が「どこも良いから外湯3つ全部入るといいよ」と、温泉好きの私にとって嬉しいおススメをしてくれた。よし、全部まわろう!
広さは先ほどの石湯とそうは変わらないが、熱さがやはり違い、こちらはよりなめらかに感じた。別所温泉の泉質は弱アルカリ性で、お肌すべすべになる。
これが200円だなんて、大変得した気分だ。
最後にコーヒー牛乳を飲み、スッキリ。
別所温泉はほかにも、旅館に泊まれば内湯が楽しめるし、温泉スパも駅の近くにあるぞ。
まだ17時台だというのに、もう辺りは真っ暗だ。
そしてよく考えたらこの日、お豆腐しか食べていない。
別所温泉駅から移動して、ご飯を食べに行くことにした。
おすすめスポットその6:ズバ抜けてうまい「とんかつ味楽亭」
向かったのは、別所温泉駅にいた学生さんが「私が上田で食べた中でズバ抜けて好き」と言っていたとんかつ屋さん。
後々知ることになるのだけど、上田市はお蕎麦と並び、美味しいとんかつ屋さんが多いので有名なのだそうだ。
とんかつと言っても、どの部位を頼もうか悩んでしまう。
そこで店員さんに相談すると、まさかの鶏の唐揚げをおすすめされた。
そこで、ロースかつと唐揚げのセットにしてみることに。
ボリュームにおののきながらも、食べてみると唐揚げはものすごくジューシーだし、とんかつもサクサクのフワフワで、ソースがからみおいしくてたまらない。
たしかにこのコンビは正解である。
上田の地酒をひっかけながらいただいた。超満腹。
さらにコーヒーがセルフで飲めるのもありがたかった。
おすすめスポットその7:上田の人はみんな知ってる「じまんやき」
さて翌朝。とんかつ屋の学生さんたちや、色んな人からおススメにあがっていた「じまんやき」にまずは向かった。
じまんやきとは、いわゆる今川焼や回転焼きと呼ばれるものであった。
皮は薄めでしっとりと柔らかいタイプ。
私の後ろに並んでいたおじさんは、あんこだけを10個買っていた。
甘すぎず大好物なのだそうだ。
そしてまた上田駅から別所線に乗り、ほぼ中間地点となる下之郷駅に向かった。
下之郷から別所温泉までのエリア一帯は塩田平と言って「太陽と大地の聖地」として日本遺産にも認定されている。
駅前にはちょうど電動のレンタル自転車があったのでそれで周ってみることにした。
バスもあるけど本数が少ないので、結果的にこれが大正解だった。
おすすめスポットその8:パワースポット「生島足島(いくしまたるしま)神社」
信濃屈指の古社で、日本国土の守護神とされる神社にやってきた。
神池と名づけられた池は海を表し、神島と名づけられている島を日本列島に見立てていている。
おすすめスポットその8:太陽の光が通る神秘的な大鳥居
生島足島神社の本社から700mほど離れたところにある大鳥居も必見だ。
この鳥居は、生島足島神社の参道にも並んでいる鳥居とともに、夏至と冬至になると太陽の光が通りぬけるのだという。
古代の遺跡には、地図上で線で結んでみるとなぜか直線状になるものがある。
今いる塩田平エリアもそうだ。
東にある信濃国分寺と、この生島足島神社と、そしてきのうたくさん寺社があった西の別所温泉。この3つの地域が一本の直線状に位置しており、夏至の朝には太陽がこの線上を通りぬける。
レイライン(光の道)と言うそうだ。
これが塩田平が「太陽と大地の聖地」として日本遺産に認定されたゆえんだ。とてもロマンを感じる。