広告企画 2022年3月24日

海も山もうどんも!すべてが「映える」旅~地元の人頼りの旅in香川県~

いざ小豆島へ

翌日は朝いちばんのフェリーに乗った。初日に観光案内所でおすすめされた小豆島へと向かうためである。

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フェリーは空いていて快適でした。

高松港から小豆島まで、フェリーで1時間。

昨日の山行の疲れをばっちり引きずっていたようで、小豆島に着くまでしっかり寝てしまった。乗船係のおじさんに起こされたとき、一瞬どこにいるのかわからなくなってあたふたしたほど。すみません。

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寝起きのまま上陸。

相変わらずノープランでやってきたのだけれど、港のすぐそばで自転車を借りることができた。これはありがたい。

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これで行動範囲が格段に広くなったぞ。

自転車で島の中をぶらぶら走っていると、なにやら面白そうな建物を発見。お店みたいだけど人がいないしドアも閉まっている。

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なんだろうこれ。
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こちらが本部でした。

これは「妖怪美術館」。古民家をリユースしている様子で、いわゆる「美術館」という感じがまったくしない。どちらかというと酒蔵とかそんな感じ。

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妖怪美術館は町中に点在しているので、歩いてめぐるようです。

このあたりには築100年以上経った古民家がいくつも残されているのだとか。この妖怪美術館も、かつての庄屋さんの家をリフォームして使っているのだという。

妖怪美術館は歩いて行ける範囲に建物が点在していて、受付でもらえる番号を入力するとドアが開いて中に入れる仕組み。各施設に受付を置く必要がないので少人数で運営できるんだろう。よくできている。

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それぞれの建物の入口はナンバーロックを解除して自分で開けます。これもまた新鮮で楽しい。
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専用のアプリが用意されていて、ヘッドホンをつけて解説を聞きながら館内をめぐります。
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ヘッドフォンから聞こえる解説のおかげで妖怪に全集中できる。ただし怖い。

妖怪美術館というだけあって、ぜんぶが妖怪に関する展示。建物ごとにテーマがあってこれが本当に面白い。

ヘッドフォンから聞こえるアナウンスの語り口が怖いんだけど、よく聞くと、妖怪が古くから人間の文化にものすごく密接にかかわっていることがわかって勉強にもなる。

加えて「美術館」というだけのことはあって、展示されている作品のクオリティがなにしろ高いので見ていてたのしい。

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すごい造形です。
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いいわー。
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よく出来すぎてて見るほどに怖い。

巨大な妖怪には中に入る(食べられる)こともできる。

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ナンバーロックを解除して入った家にこれがいたら泣きそうになりますよ。

薄暗い妖怪美術館から一歩外に出ると、かすかな海の香りと日差しがまぶしくて「よかった生きてる!」って思う。こうやって人間と妖怪の世界を行ったり来たりできるのもこの美術館ならではの仕組みなんだろう。

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迷路のまち

ここ小豆島は迷路のまちと呼ばれているらしく、細い路地がとにかく複雑に張り巡らされていた。

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迷路のまちと呼ばれているらしいです。
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道がまっすぐではないのですぐに方向感覚がなくなる。

遠くに見える高い建物を目指して歩いていても、いつの間にか道が曲がっていてぜんぜんたどり着かないのだ。さすが迷路のまち。町全体が生きてるみたいである。

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小豆島でもやっぱりうどん

小豆島にも香川のうどん文化がちゃんと届いていた。

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妖怪ミュージアムで教えてもらった近くのうどん屋さんへ。

このお店も昼の時間帯だけの営業だった。

コロナの前までは夜中までやっているうどん屋さんもあって、飲み会のしめにうどんを食べて帰る人もいたのだという。それ絶対美味いよな~。

また気軽に飲み会ができるようになったら、しめのうどんを食べるためだけに香川に来たい。

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こちらのお店もセルフ形式です。
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平和なうどん屋さんにしのびよる戦争の影。

うどん屋さんはどこも同じなんだけど、注文が入ってから麺を茹で始めるので、どうしても5分~10分くらいは待つことになる。でも次に予定がなければイライラもしないし、なんなら期待だけが高まっていく。

そしてやってきた「釜たま」がまたよかった。

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日の光が当たってうどんが神々しいのだ。
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味ももちろん最高。
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トッピングした名物「いりこ天」もワイルドな味で美味しかったです。
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エンジェルロードでインスタ映え

ところでおすすめされた小豆島である。

初日の観光案内所で教えてもらったのは島の南側にある「エンジェルロード」と呼ばれるインスタ映えスポット。干潮の時間帯だけ現れる道を渡って隣の島に行けるのだとか。

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今日のエンジェルロード。今の時間なら渡れるってよ!
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お!みんな集まってる!

狙ったわけではないのだけれど、ちょうど今が干潮の時間帯らしかった。ついてる!行こうぜ、エンジェルロードを通って隣の島へ!

と思ったら、この日はなぜか道がつながっていなかった。こういう日もあるのだ。

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浅そうなので無理したら渡れるのかもしれないけど、それはちょっと違うなと思い断念。

このエンジェルロード、恋人たちの聖地として有名で、手をつないで渡るといいことあるらしいのだ。

実際に渡ろうと思ってここまで来た若者たちが大量に海辺に座り込んでいた。可愛そうだがこれも自然である。うまいうどんでも食べて機嫌を直してほしい。

エンジェルロードはつながっていなかったけど、ここの景色は確かに天国っぽかったので載せておきます。

 

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旅のしめはやっぱりうどん

小豆島からフェリーで帰ってきてこれからまた新幹線で帰路につくのだけれど、その前にうどんをもうひとたまいっておきたい。

時間もないので駅の近くのうどん屋さんに飛び込む。

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釜たま小で!注文方法にも慣れました。
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はじめて大根おろしをトッピング。これがまたさっぱりして美味しかった。

今回の旅の最後のうどんも、最初に食べたうどんと同じくらい美味しかった。


もうすぐ全都道府県制覇!

香川県には写真映えするスポットがたくさんあった。もちろんうどんだってインスタ映えだろう。こんな場所に住んでいたら僕だってインスタグラマーになっていたかもしれない。

香川だけでなくどこでもそうなんだけど、地元の人におすすめを聞くとみんなうれしそうに教えてくれるのだ。そういえば自分の地元のことって人にすすめたくなりますよね。

この企画はもうすぐ47都道府県制覇するんだけど、終わったあとも旅行に行ったら地元の人におすすめを聞いていきたいなと思いました。

香川県出身の天久さんとの対談はこちら。もうすぐ全県制覇ですよ!

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