特集 2026年3月7日

家事代行気分で自分の家のおかずを作る

3時間半で6品。酒2缶。バナナ1本

テレビで家事代行の仕事を紹介していた。

リクエストに応じて作り置きのおかずを作ってくれる。2時間で10品とかできるのだ。色鮮やかなタッパーがずらっと並んで壮観だった。

「作ってほしい」と思うと同時に「作りたい」と思う自分もいた。

普段はその日に食べるものだけを作るが、一気に色んなものを作るっていうのは楽しそうだ。効率が良くなきゃいけないとか、人に食べてもらうとか考えるから気後れするのだ。

自分に頼まれた家事代行だったらその辺を気にする必要もなくなるだろう。よく知っている人なので「まあ好きにやってくださいよ」てなもんである。

自分への家事代行をしよう。

1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー

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計画が立てられない

どれくらい時間がかかるか分からないので、昼前から夕方まで時間をとって取り掛かる。

「ちょっと冷蔵庫失礼しますねー」と、家事代行の人っぽく食材をチェック。

使ってしまいたい食材をノートに書きだした。

「にんじん ブロッコリー エビ」

隣に作りたいものを書く。

「チャーシュー」

計画ってどうやって立てたらいいのか分からず、とりあえずスーパーに行って勘で野菜や肉を選んできた。

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にんじんが太く切れて「おー」と思う

キャベツとウインナーとチンゲン菜を買ってきた。あとは家にある細々した食材で、ちょっとずつ何かができたらいい。たくさんできちゃうと食べきれないので。

とりあえず豚肉を茹でる

チャーシューを作ることは決めていた。同時に他の調理がしやすそうだからだ。

手際は良くなくてもいいのだが、同時に全然関係ないものを作るっていうのが家事代行っぽくてグッとくる。 

豚肉を茹でる間、にんじんを細く切った

お金をもらって人の家でこれをやるっていうのは大変なことである。太いにんじんができちゃったらどうしようとか思うのだろうか。いや、そんな心配とは無縁なくらい上手な人が家事代行をしてくれるのだろう。

僕は太いにんじんができて「おー」と思っていた。タグが付いたまま服を着ている人を見た時ぐらいの「おー」である。「おー」の中身は「いいじゃない、そんなんも。無い方がいいけど。でもまあいいじゃない」である。

自分への家事代行だからこれくらいの「おー」でいられる。ありがたいことである。 

にんじんはツナと炒めて塩とカレー粉を振った。一品できた!
豚肉は、火を止めてフタをしてこのまま1時間
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酒を飲んでもいい

ちょっと疲れたので酒を飲む

いいのだ。自分への家事代行だから。

料理の合間に飲むお酒はおいしい。テスト前に掃除が捗るのと同じ仕組みだと思う。そもそもこっちがやりたっかたのだ、とまで思う。 

ネコが見ている。いいのだ。酒を飲んでも。ほら、家事代行って言ってるけど自分のだから

できたてのおつまみもあるじゃないかと一瞬思ったが、つまみ食いはしないことにしていた。

作ったそばから食べちゃったら家事代行じゃない。仕事じゃなくなっちゃうのだ。そこには明確なラインがある。 

キャベツを炒めてサバ缶を加える。ちょっとだけしょうゆとショウガで味をつける
2品できた!
バナナ食べる。これは「自分」から「家事代行の自分」への差し入れなのでセーフ

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