エビが小さい
ここまでで1時間ぐらい。普段の夕食の準備だったらとっくにできているが、まだ作りたいので続行。
エビがかなり小さかった。
自分:ちらし寿司セットに入っていて使わなかったエビなんですよ
家事代行の自分:なるほど、かなりちっちゃくなっちゃいますけどいいですか?
自分:ああ、いいですいいです。使い切れるだけでありがたいので
このように「家事代行の自分」に器の大きさを見せつつ作ってもらった。
ここで、炒め物ばかり作っているのが気になり「何か別のものを」と考えて卵を茹でた。
気持ち短めに茹でた卵のカラをむいていく。卵が柔らかくて難しい。時間がかかる。
家事代行の人はこういうの早そうだ。3ストロークぐらいでつるんと全部むいちゃいそう。
僕は時間を捧げてつるんとした卵を得た。
食べ物が煮える様子を見る
最後に煮物を作りたい。煮える様子を見ながら酒を飲みたい。
食べ物が煮える様子を見ていると勇気が出る。何かがちょっとずつ良くなっている空間が、少なくともここにはあるなと思う。
そんな風に汁がポコポコする様子を眺めていた。もう手際も何もない。
3時間半で6品と酒2缶
野菜を切って卵のカラをむき、炒めたり焼いたり煮たりした。色々やった気になって満足したので終わりにした。
かかった時間は3時間半。驚きの遅さ!
楽しかった。レジャーだと思えば食べ物が残るのでかなりお得だ。早く使っちゃいたいと思っていた野菜や肉も全て調理できた。
この日の夜ご飯はもちろんこの中のもので済ますことになる。
子:今日のご飯なに?
筆者:…チャーシュー
子:あの、肉の? どういうこと?(子どもはチャーシューのことをラーメンのトッピングでしか知らなかった)
筆者:他にもあるんだけどさ。おかずはチャーシュー
子:ウエエエエエ!(喜びなのか怒りなのか分からないうめき声)
子どもは煮卵を特においしそうに食べていた。「もっとないの?」と言われたが、ない。
でもこれで、ご飯のことを心配する気持ちがここ3日ぐらいは軽くなるだろう。
家事代行していた自分を思い返すとどこに感謝する要素があるのか全く分からないが、実際に助かるので不思議である。

