神職あるある:酒があまる
僕は神社の神職をやっている。
これは神職あるあるだと思うのだけど、神様へのお供え物のお下がりや贈答品としてお酒をもらうことが多い。
ざっと並べると日本酒が多い。まともに飲んでいたらどうにかなりそうな量で、かといって料理酒にするのも限度があるだろう。風呂に入れるったって、ねえ。
もらうときに断ればいいのだけれど断りきれなくて、部屋がどんどん酒で圧迫されて狭くなる。切実だ。
近所の人にあげたりもするけど、お返ししてもらえるのが気まずい。
知らないおじさまに話しかけて無理やり焼酎1升押し付けたら、でかいナスで返ってきた。申し訳ない。隣に図太い酒飲みが引っ越してこないかな。
一升まるまる一食につかえば…?
一升まるまるを一食分の料理酒として使えば効率がいいじゃないか。
米を炊いたり、味噌汁を作ったり、浅漬けのつけ汁に入れたりして、さ。いいじゃん。
一升まるまるアルコールを飛ばす
まずは一升まるまるアルコールを飛ばそう。そのほうが使いやすいだろうし。
大鍋で日本酒を沸騰させよう。火をつけてアルコールを飛ばす手法があるらしいので、それもやってみようぜ。
炎上したときはどうなることかと思った。
アルコールを飛ばした日本酒、けっこううまい。以前に地鎮祭の直会(打ち上げ)でノンアルの日本酒出たことあって、それもうまかったな。そもそも日本酒にアルコール要らない党なのかもしれない。
日本酒だけで炊飯する
まずはシンプルに炊飯だ。水の代わりに全量煮切った酒で炊く。
あまいような匂いがする。そもそも日本酒の原料はお米なので変なことにはならないのだ。
ただ、鼻を近づけて嗅ぐとアルコールの衝撃波が起きて後ろの壁まで数メートルぶっ飛ばされてしまった。
冗談はさておき、瓶詰めの安いウニみたいな感じのアルコール臭はわりと好ましい。
浅漬けにいれる
つぎは日本酒を使った浅漬けをつくろう。香りづけ程度に酒をちょっぴりいれてみる。
あとは冷蔵庫で冷やすだけだ。簡単簡単。浅漬けは手間の割にうまい高コスパ料理だ。