スマホの文鎮化という概念を活かすには
このスマホの文鎮化についてはWikipediaに項目があった。
「文鎮(電子機器)」という表記、たしかにそういう表現になるなと思いつつ訳が分からないなとも思う。
スマホ黎明期は「アップデートしたら文鎮化した!!」といったツイートを見聞きすることがあった。悲劇である。
最近はあまり見なくなった気がする。安定したからなのかもしれない。
かなり一般化した用語になっているので、スマホに限らずPCやHMD(VRゴーグル)なども動かなくなったら「文鎮化した」と言われているようだ。
さすがにそういった機器は文鎮にするにはかなり大きいんじゃないか。
……そう思ったが、そもそもスマホは文鎮として使うには適切なのだろうか?
実際に使ってみないとなんともいえないだろう。
ということで、今回は「iPhone型の文鎮」を作ってみたいと思う。
大事なのは「動かなくなったiPhoneを文鎮として使う」ではなく、「iPhone型の文鎮を作って使う」ということだ。
手段と目的をずっと履き違えていたい。よし、文鎮を作るぞ。
iPhone型文鎮を作ろう
iPhoneの形をうまく作るには、やはり3Dプリンターを使うのがいいだろう。
探したらiPhone14 Proのモデルがあったのでこれを印刷してみる。
見た目はしっかりiPhoneだ。Proなので大きいな。
しかし、とても軽い。これでは文鎮としては使えない。
書道用品を販売する「キョー和」のサイトでは、文鎮は160グラム以上あれば十分と記載されている。
本物のiPhone 14 Proの重さは206グラムのようなので文鎮の重さを満たしているが、3Dプリンター製の方は軽すぎる。
中に重りを入れて調整する必要がありそうだ。
重りとして買ったので当たり前だが、持ってみると手のひらサイズなのにずっしり重くてなんだか笑ってしまった。
しっかり重い。これなら文鎮として働いてくれそうである。
しかし、見た目がグレーだと文鎮らしくない。
小学生のときに使っていた文鎮は金属製だったと思うぞ。
どちらも結構いい見た目になった。もちろん先ほどの鉛も入っている。
金属調は光沢があっていいし、石目調も高級そうな感じがする。
この文鎮が使えるのか試してみよう!