一瞬で伝わってくる
スケッチブックを持つ様子、こんな感じである。
「今年の目標は?」とか聞いたのかな。好きな言葉かもしれないし、大事にしていること、かもしれない。
テレビ番組のエンディングで、こういう様子が音楽に乗せてたくさん出てくる映像があった気がする。情報番組や雑誌の企画でも見たことがある。
回答と回答者の顔に加えて、文字や表情から人柄も伝わるのだろう。一瞬で「へえ〜」と思わせてくれるところが良い。
「最近嬉しかったこと」かな。想定外の収納スペースがあったのだ。
同じスケッチブックでも、カメラの下でしゃがんで見せていたらスタッフのカンペだし、車道に向けて掲げていたらヒッチハイクの行き先で、舞台で台に乗せて発表していたら芸人さんがネタで使うフリップになるだろう。
笑顔で、ピュアに掲げていたら「回答」になるのだ。
まだインタビューっぽくする
休日の公園でくつろいでいる人たちにインタビュー、という設定にしよう。
分かる分かる。好きな食べ物を聞いたのかな。
この辺から表情が困っているようにも見えるが、この時日差しがすごく眩しかったのだ。「こういう笑顔の人なんだな」と思って見てもらえると嬉しいです。
何のことか分からないが何かに答えたんだな、と分かる。「好きな場所」かもしれないし「忘れ物をしたことのある場所」かもしれない。そんなインタビューあるかな。
珍しいインタビューになるが、まだギリギリ寄り添えると思う。
このスケッチブックがポンと机に置かれていたら気味が悪いが、笑顔で掲げていたら「好きな漢字とか答えたのかな」と思う。
料理の名前でも具体的な場所でも、漢字一文字でもいいのだ。「回答」っぽくできる。
回答っぽさをなくす試み
ここから、回答に見えないようなことを書いていこう。
これです。今日やりたかったのはこれ。
「回答」に見えないこともない。だとすると、質問は「好きな当て字」だろうか。行きつけの食堂にこういう表記のガパオライスがあるのかもしれない。
それか、エピソードトークのタイトルだ。ちょっと変、くらいが興味を引くだろう。
もっと変えてみよう。
「何笑ってんだ」という感想が先に来た。そんな顔してそのスケッチブックを見せないでほしい。怖いから。
インタビューの回答っぽく見せたいのであれば、理解のできる言葉の方が良さそうだ。
ギリギリ、クイズの回答だったらあるかもしれない。「ギピカリウセ」
インタビューの回答ではないだろう。かといって他の何にも見えないけど。
質問したらこのスケッチブックを掲げた後データを渡されて、この通りパスワードを入れたら「健康に過ごす!」とかいう回答が出てきたら怖いだろうな。
笑顔でこちらに見せてきている意味が分からないので怖い。読めると思っているのだろうか。
「漢字を創作してください」っていうインタビューだったらあるかもしれないな。
インタビューっぽくない写真を続けて見たらすっかり何にも見えなくなってしまった。終了です!
「ギピカリウセ」
『スケッチブックに書いて笑顔で掲げるとインタビューの回答っぽいが、分かることを書いた方がいい』ということが分かった。
今回は特に『分かることを書いた方がいい』という、わざわざ確かめる必要のない部分を確かめることになった。
本当に全く必要のないことを確かめたが、おかげで「ギピカリウセ」を持ってニコニコする自分、という写真が撮れた。


