イマーシブ、なにもわからない
とにかく、新しくできたイベント会社が設立記念に「イマーシブな」イベントをやるということらしい。
「イマーシブ」。言葉だけは聞いたことがある。レストランで食事をしていたらその場で殺人事件(の演劇)が始まったり、実際に自分が何かアクションを起こすことでお話が進んだりといったような、観ているだけではなく自分が実際にドラマの中にいるような体験のことだ。たぶん、そうだ。
今回は「ひみつのインターンシップ」と称してそんな体験ができるという。インターンシップというと企業の業務や働く環境を体験するイベントのイメージがあるが、いったい何をするんだろう?
インターンシップという名のアトラクション
ということで時は11月24日。都内某所、指定されたオフィスに集合。
先輩社員曰く、このインターンシップでは7人の先輩社員から研修を受け、最終的にサテライトオフィスにいる社長に会いに行くことが目的だという。
なるほどインターンっぽい。この歳になって体験するインターンシップ、なんだかこそばゆいな。
続いて7人の先輩社員を紹介。
………なるほど!
だってもう明らかに社員の方々が個性的すぎる。普通の社員、普通のインターンシップだったらありえないことだ。
ひょっとしてこれ、アトラクションなのか。株式会社夕暮れの架空のインターンシップに参加するというアトラクションなのか。
研修という名のミッション巡り
このインターンシップというイベントが分かってきたところでまずは広報の研修から。
撮った写真は自由にSNSに上げていいという。メタなことを言えばこれで参加者がSNSに上げれば上げるほど「株式会社夕暮れ」の認知が広まる仕組みである。なるほどなあ。
こうやって各社員のもとで研修、というかミッションをこなすことでスタンプがもらえる流れのわけだ。
よっしゃ、次は経理事務の研修に行ってみよう。
研修を......と思ったが、ちゃーちゃまさんは話好きのようで怒涛の勢いで話を振ってきた。
早速押してもらった掲示板にアクセスすると、色々な情報が。
いや、あの、お話は分かったのでそろそろ研修を......。
こういうやたら休憩ばかりしている話好きの社員、実在するのかな。実在してほしいよな。自分の会社にもいてほしいもんな。