なぜ今「印譜」なのか
人々ははんこに踊らされたしょっぱい経験を積み重ねてきました。
そしてついに世は「ハンコレス」・「電子はんこ」の時代へ。
はんことの関係が薄れてきている今、みなさんにおすすめしたい、それは「印譜(いんぷ)」です。
これが印譜!
印譜とは、昔の人のはんこのデザインをあつめた本のこと。
私は、伝統的だけどチャーミングなところもある印章(はんこ)がペタペタおされているページを見て、「きゃー!(黄色)」と胸をはずませてきました。
仕事上ではんこへの負の感情が小さくなりそうな今、はんこのデザインを純粋に楽しんでみませんか。
印譜、自分に紹介させてください。
仲良しの四谷くんに紹介
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唐沢むぎこ:はんこ好き。清朝の乾隆帝みたいなでかい消しゴムはんこを作ったこともある
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四谷くん:理系。はんこのこと何も思ってなさそう。かわいいものは好き。
陽射しがきびしいある土曜日、仲良しの四谷くんと神保町の古本屋を巡ったあと、「ちょっと休もう」と入った中華料理店。不意打ちで印譜鑑賞会をはじめてみました。

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これは『汗簡』という中国の本にのってる、ぐるぐるしたフォントの「雲」です。
(中国趣味のある昔の本には、冒頭にこういう書がのってることが多い)
同意なしで始めた印譜鑑賞会でしたが、かわいい文字で興味をひくことに成功しました・・・


白抜きの文字?赤い文字?








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文字が絵みたい

※直前にふたりで「ドクロゴキブリの背中に小型バズーカを載せてもまっすぐ走るのかどうか」という論文が紹介されている本を読んだ

印譜には、イラストっぽい文字が満載。なんの文字かわからなくても、「〇〇っぽい」で十分楽しめます。
はんこによく使われる「篆書」という字体が絵みたいでいい。

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