好きです、ほつれ補修針
わたしは、ほつれ補修針に全幅の信頼を置いています。
しかし、他人に勧める時はあえて、『生活必需品』とか『買わないと後悔する』とかの売り文句は言いません。正直に言って、なくても困る事はないからです。
ただ、出生届と引き換えに役所から支給されてもいいアイテムだとは思います。
あったら絶対に役に立ちます。しかも、超コンパクトで、失くさないかぎり一生物。
『あなたの人生のお供に、おひとついかがでしょう?』
思わずそう勧めたくなるのが、ほつれ補修針なのです。
ほつれ補修針…て何?!
『ほつれ補修針って何?』
そんな皆さんは、まずこちらの動画をご覧ください。
これ、公式の動画だから上手に補修できてるとかじゃないんです。マジで誰でもできるんです。あまりにも簡単すぎて、にわかに信じがたいですよね。
では、わたしが使用した時のビフォーアフターもご覧ください。
『マジでか?』と疑いたくなる気持ち、痛いほどわかります。歌がうますぎるアーティストの生演奏を見たときも、失礼ながら『…口パク?!』とか一瞬思っちゃいますもんね。
でも、こればっかりは本当なんです。
ここからは、クロバー株式会社(※)の回し者でも何でもないわたしが、ほつれ補修針のすごさについて、一介のファン視点で全力宣伝します。
(※クロバー株式会社・・・手芸用品を取り扱う老舗企業。本記事で取り扱うほつれ補修針を販売している。)
そのほつれ、消えます
では、製品の概要についてご説明しましょう。
クロバーのほつれ補修針は、細い針と太い針の2本セット。使用する生地によって使い分けます。
針の末端はザラザラになっています。これが重要なポイントです。
補修方法について。
まず、直したいほつれの根元に針を刺します。ほつれた糸を針にひっかけるイメージで、プスッといきましょう。
で、針を布の反対側まで通して引き抜くと…
ほつれが消えます。簡単ですね。
ただ、これは正確に言うと、『消えた』と言うより、
『ほつれが裏面にいった』のです。
以上がほつれ補修針の仕組みです。
要するに、針の末端のザラザラした部分がいい感じに糸にひっかかり、いい感じに裏側に押し込まれて、なんかいい感じになる、というわけです。
…上手く言うのが難しい。でも、良いものって大抵そうですよね。
最高の友だちとかもそうじゃないですか?いい感じのテンションで、いい感じのタイミングで、いい感じの話題で盛り上がれる、みたいな。ほつれ補修針も擬人化するとそうなるでしょう。
ちなみに、『ほつれってどの範囲の話だよ』という件についてですが、わたしの経験上、この製品で直せる『ほつれ』は、ざっくりいうと『布地から糸がみょ〜んって出てるやつ』です。
ああいうのって、ハサミで切ってしまうと生地に穴が空く原因になるので、ここぞとばかりにほつれ補修針を使って直しちゃいましょう。
(毛玉、完全に生地が破れている、縫い糸が切れてる場合などの補修は対象外かと思われます。製品の特性を理解した上で活用することをおすすめします。)