☆2.0竜尾の滝〜果たして流れているのか
つづいては、埼玉県秩父郡にある「竜尾の滝」。
この滝は山の中にあるものの、車道沿いにあるため交通の便は申し分ありません。何がそんなに低評価なのでしょう。気になります。
旅の前日、電車と徒歩で片道4時間かけて行くスケジュールを立て、今回も「行きたくない」という気持ちが軽く頭をもたげましたが、切り替えていきましょう!
天気が良く、満開の桜がきれいでした。「滝に見応えがないかもしれないから、花だけでもしっかり楽しもう」という貧乏根性で桜を凝視しました。
公式の観光地図は、たとえスペースに余裕があっても一軍のスポットしか入れないことを知りました。
仲良しの四谷くんにこの写真を送ると、「この人自分から行ってるんやんな?」と確認の連絡が。もちろん行きたくて行っています。
想像がふくらむ竜尾の滝
自動車やバイクに追い抜かれながら歩くこと2時間、
意外にもしっかりした案内板で「おお!」とびっくり。板も大きいし、字もしっかりしています!
車道沿いを進んでいくと・・・
斜面のはるか上方から連綿と流れてきます。「もとを辿ればデカい水源にあたるかも?」と思わせる、まさに竜の尾のような滝。
読者のみなさんは「え?水が湧いてるだけじゃない・・・?」と戸惑っておられるでしょう。
しかし、私はかなりの満足感を得ました。
実は、Googleマップでは「涸れていた☆1」というレビューがほとんどで、「片道4時間もかけて、私は涸れた滝を見に行くんや・・・」と覚悟していたのです。水量は確かに後半の尿くらいなのですが、涸れていないだけで感動ものだったのです。
それを抜きにしても、はるか上の斜面から果てしなく水が流れてくる景色は初めて見るもので、しっとりと落ち着いた気分になれました。
ついでに寄った秩父華厳の滝
私の旅の目的はすでに達成されていますが、ついでなんで見ていきましょう。
古滝と竜尾の滝が「滝」だと思っていた私は頭を殴られました。規模も迫力も桁違いです。
まず音が違います。「チョロチョロ」じゃなくて「ゴーーーーーー」なのです。あと、秩父華厳の滝にはすがすがしい「滝つぼ」がありました。こんなの反則です。
さらには「竜尾の滝や秩父華厳の滝を、同じ『滝』って名前でくくっていいのかな・・・?」と疑念が。
ほかにも、竜尾の滝から歩いて30分くらいの「不動滝」「上空滝」も行きました。
たぶん、秩父華厳の滝という近所の大スターと比べてしまい、レビューが低くなっているのかもしれません。
唐沢滝レビュー:★★★★★5
細く長いタイプの滝。もし秩父華厳の滝にも寄る予定なら、先に竜尾の滝に行くのがオススメ