レシピではなくそばつゆにこだわってみる、という選択
とか言いつつ私自身、以前らっきょうの漬け汁を利用したそうめんのレシピの記事を書きました。
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勿論「豆乳で作る担々麺風そうめん」みたいなのも本当に美味しいので、私もたまにやります。でも、もし「そうめんばかりだと飽きてしまう」という理由でアレンジレシピを探している人がいたら、一度そばつゆにこだわってみて欲しい。つゆが美味ければ、極端な話365日そうめんでも飽きないと思うのです。
まずは「かえし」を作ろう
そこで、とある撮影の空き時間に林さん達とそばつゆを作ってみることにしました。空き時間にできるくらい、作り方は簡単なのです。要はかえしとだしをあわせるだけ。…なのですが、林さんから意外な質問が出ました。「かえしって何ですか?コンビニの蕎麦についてくる水ですか?」
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確かに蕎麦屋をやってる私は当たり前に使ってましたが、「かえし」ってそれほど一般的な単語ではないのかもしれません。
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かえしとは基本的に「醤油・砂糖・みりん」で作られる調味料で、これにダシを加えればそばつゆになります。林さんのメモにもありますが、まあそばつゆの「素」ですね。
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では実際にかえしを作ってみましょう。まずは鍋にみりんを入れ、アルコールを飛ばします。
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林さんに「沸騰させちゃダメ、って何℃くらいなら良いんですか?」と聞かれたので、「80℃くらいですね」と答えたら温度計で測り始めました。
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本当はすぐ使わずに数日間置いておくと、角が取れてまろやかな味わいになります。しかし今回は時間がないので、これで完成としましょう。
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かえしとだしをあわせる
次に、かえしとだしをあわせましょう。ちなみに今回はそばつゆですけど、だしの分量をもっと増やせばそれだけでお吸い物になったりするわけです。
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ただ、ここで問題になってくるのはだしですね。大雑把に言えば鰹だしなんてお湯に鰹節を入れれば取れますから、出来れば用意して欲しいです。
しかし、それでも面倒臭いという気持ちは分かりますし、それがハードルとなってそばつゆ作りも断念してしまうのは勿体ない。幸い今は便利で美味しいだしパックがたくさんありますから、そういうものも活用していきましょう。
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あらかじめだしを用意してたのもありますが、ここまで30分もかかってないと思います。
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自家製そばつゆでそうめんを食べてみよう
AIが書いた漢字を書道したりしてるうちに、そばつゆが冷えました。
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早速、そうめんを食べてみたいのですが、ひとつ注意点。個人的にそうめんと海苔は値段が味に直結する食品だと思ってるので、できればいいやつを使いましょう。それもそうめんに飽きないための大事な要素だと思います。
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個人的な好みとして、市販のめんつゆってちょっと甘過ぎるんですね(勿論、今はそうでない商品もあると思いますが)。甘さって美味さに直結するんだけど、強すぎるが故に飽きにも繋がる気がします。その点、自家製だと完全に自分の好みにあわせられますから。今回ご紹介した分量はあくまで目安で、色々調整してみてください。
当然そうめんだけじゃなく蕎麦やうどんにもあいますが、個人的におすすめしたいのは中華麺。
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食にまつわる罪悪感から解放されよう
食とか料理って私達の生活を彩る大切な要素ですけど、同時に罪悪感を抱きやすいものでもあります。「もっとちゃんと自炊しなくて良いのかな?」みたいな悩みを抱いてる人も多いのではないでしょうか?
でも現代人は忙しくて料理する時間が取れない上に、自炊よりむしろ安く済むし、クオリティも高いしで、冷凍食品やコンビニ弁当に罪悪感を抱く必要なんて全然ないわけです。先ほど「面倒臭かったらだしパックで良い」と書いたのも、そういうことです。
ただ罪悪感ではなく、単純にたまには手作りのものも食べたくなっちゃうのが人間の複雑なところ。だから休日に常備菜をたくさん作ってみたら、今度は休みが丸々潰れちゃったり、同じものを消化していくのが嫌になっちゃったり。ちょうど良いのって本当に難しいですね。
だからこそお勧めしたいのが、特定の料理じゃなくて守備範囲の広い調味料、つまりそばつゆを作るという選択肢。これがあれば帰宅が遅くなっても麺類をサッと茹でるだけで済みますし、肉や野菜を炒めて調味料として使えば簡単におかずが一品できます。
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簡単で、美味しくて、様々な料理に幅広く応用できて、自炊の満足感も得られるそばつゆ。これは忙しい我々の食生活における救世主と言えます。是非皆さんも作ってみて下さい。
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