平坂さんからのおしらせ
興味のある方はぜひご参加ください。
2019年5月15日(水)
場所 大阪ロフトプラスワンウエスト
OPEN 18:30 / START 19:30
珍生物大宴会〜東京編〜その2
2019年6月22日(土)
場所 阿佐ヶ谷ロフトA
OPEN 12:00 / START 13:00
3月に人気があった記事を書いたライターへのインタビューです。今回は「尻から油を出さずにバラムツを食べたい」を書いたライター平坂さんに話を聞きました。
(聞き手:藤原)
ピックアップ記事
――編集部内では、今いったいどこにいるのかわからないことで有名な平坂さんですが、現在はどこにいるんでしょうか。
平坂 今は沖縄県の慶良間におります。両親と兄が沖縄に来てまして、観光案内を。
――ここですね。
――慶良間ではなにが見どころなんですか?
平坂 海ですね!
――海!
平坂 日本国内でもトップレベルの美しさだと言われてまして、家族全員からの熱いリクエストで来たんですが…。
――なるほど海自体が美しいんですね。
平坂 今日めっちゃ曇ってまして。「うん、まあ…」って感じの美しさでした。
――見事な曇り具合ですね。
平坂 なかなか無いですよこの曇り具合は。
――逆に珍しいものを見たという感じですね。
平坂 両親からは「…沖縄だと建物とか森とか何見ても初めてだから楽しいよ!」というフォローが入りました。
が、割とみんなスマホばっか見てますね。今は港に着いて帰りのフェリー待ちです。
――気まずいですね、なんとかして挽回したい…。というか家族団らんのチャンス中、インタビューを失礼します。
平坂 いえいえ。
――今回平坂さんにインタビューを依頼したのは、3月のこの記事が人気だったからなんです。
平坂 なんだこのURLは。
――ぼく(藤原)が考えて入れました。。
平坂 バラムツウィズアウト尻油って社会人として恥ずかしくないのか!
――すみません! でも実行したのは平坂さんですよ!
平坂 あーそれ言われるとな……。
――なんというかこれで新しいステージに行ったな、と記事を読んで思いました。
平坂 フロンティアスピリッツは大切ですよね、デイリーライターにとって。
――たしかにそうですね。そうなんですが、今まで僕は平坂さんのことをチャレンジャーだと思ってたんですけど、「実験体」なんだな、と見直すことにしました。
平坂 見直しましたか。
――見直しましたよ。平坂さんの記事の冒頭によく「真似しないでください」って書いてあるじゃないですか。
平坂 はい。
――それは平坂さんがいろいろな知識を持っていて加減がわかってるから書いてるのかと思ってたんですけどちがいましたね。平坂さんは実験体なので一般の人は真似をしないでください、という意味でした。
平坂 笑。
いやいや、加減がわかってるやつもありますよ。その上でみんなはわからないだろうから真似しないでねという。
平坂 でも今回は明らかにそっちの意味ですね。
――歴史上はじめてコンニャクたべた人みたいな感じでした。なぜそこまでと。
平坂 というか、7年前の記事で加減を知ったはずなのに今回また同じ過ちを犯すという。
――記事ではマイルドに書いてありますが結局ほとんどだめだったんですよね。
平坂 ほぼ総漏れでしたね。
――総漏れ(笑)
平坂 メンチカツはまあ1~2枚までならとりあえず大丈夫でしたが、そこに至るまでは毎日人間失格してました。
平坂 脳内で「平坂、今場所は黒星が続きます」ってアナウンスが流れてました。
――そんな試合みたいな食事なかなかないですよね。それで急に両親に電話したくだりで笑ってしまいました。
平坂 尻油出すと申し訳ない気持ちと懐かしい気持ちになりますからね。両親を思い出すのも自然な流れかと。
――まだ肛門がままならなかったあのころを思い出すんですね。
平坂 そういうことに違いないと思っています。
おいらダメな大人になっちまったよ、と、あの頃から成長してねえよ、と。
――人生に疲れたらバラムツ食べるのもいいかもしれませんね。バラムツ食べたらみんな平等にあのころに戻りますから…。
平坂 たぶんそのステップ踏まずに実家に電話するのがよりスマートなやり方ではないかと…。
――そんな頭のいいやり方があるなんて…。
平坂 でも怖いものは無くなりますね。
僕もバラムツ記事書いて以来、ネットで恥ずかしい写真アップするの平気になりましたから。
俺はもうWEB上にオムツ写真上げとるんだぞと。
尻から油出した体験談を赤裸々に綴っとるんだぞと。
――バラムツおむつの平坂さん
――読者の方もバラムツはもうご存知って感じでしたよね。
平坂 そこはどうかなー?と思いながら書いてましたけどね。
あんまり前回の記事ありきな感じにはしたくなかったので。
でもこの数年間でバラムツとその特性の認知度も上がったろうからまあいいかと。
――そうでしたか。名前はともかく、体が脂の通り道になってしまう魚がいるということは、みんな知ってるんだなという印象でした。
――平坂さんもバラムツのおかげで情熱大陸に上陸できた感じなのでは?とぼくは個人的に思っています。
平坂 そうなの!?
――きっとそうですよ!
平坂 バラムツ効果すげえな。じゃあ情熱大陸に出たい人はバラムツ食べるべきだ。
――いい情報ですね。
平坂 でも確かに、知り合いに上陸済みの人何人かいますけど、その全員がバラムツ食べてますね
――え! 本当じゃないですか! バラムツ効果!
平坂 実在していたのかバラムツ効果…!
――ぼくも食べておきます! 上陸したいので!
平坂 ※バラムツは食品衛生法により流通が禁止されている有毒魚です。真似しないでください。
――赤字にしておきます
平坂 できればバラムツドーピング無しで上陸目指してください!
――上陸できる要素がまるでないからなー…。
平坂 じゃあ「プロバラムツ師」の肩書きを名乗れるくらいバラムツを食いまくるしか…。
――放送できないやつですね。
平坂 BSスカパーとかでしか無理ですね。
――さてさて平坂さんの今後の予定で決まってるものとかあるんですか?
平坂 大阪と東京でいくつかイベントが入っているので、バラムツ油でお尻が汚れたズボンで登壇する予定です。
――情熱ズボン。
平坂 溢れ出る情熱。情熱が溢れ出た結果のズボン。
平坂 あとはこの春からは深海生物を腰入れて追いかけたいと思っています
――深海生物ってふつうの生物とどのあたりがかわってくるんですか?
平坂 やはり深海は人間が想像もつかないほど過酷な環境なので、そこに暮らす生物の姿や性質も想像を超えて珍妙ですよね。
バラムツもある種の深海魚なんですが、眼はビカビカ光るし食べると油漏れるし。
――あえて深海に住んでるんですもんね。
平坂 そうなんですよ。だからみんなそういう「マジで?」っていう要素を何かしら持ってる
逆に稀に超普通の魚が採れたりもするんですけど、それはそれで「お前…マジで?」ってなります。
――怪獣みたいですね。こう、半分にカットされて「何とか袋」みたいなのが説明されてるやつ。
平坂 あー、円谷プロダクション監修のやつだ。
――そういうのが深海にはいっぱいいるんですか。楽しみですね。
平坂 楽しみなんですけどねー、深海は旅費と漁船のチャーター代がすごいのが! お金がかかるんですね!
そこ考えると憂鬱になるので、深海取材に関しては「考える前に動く」を実践してます
――これをお読みの石油王の方はご連絡ください。
平坂 尻油王がご支援をお待ちしております。
――深海というと場所はどこなんですか?
平坂 色々ですね。駿河湾とか相模灘とかが有名な漁場なんですが、逆にそういうところは漁師さんが昔から入っているから、どういうモノがいるかある程度読めてしまうんです
――あーなるほど。
平坂 なので、あえて漁師さんや研究者の方々がほとんど手をつけていない海域を最近は攻めてます。
――つまり、行きづらいんですね。
平坂 そうなんです。協力してくれる漁船や釣船を探すとこから始めないといけない。「ロマンがある!」的なことを語った後にこういうこと言いたくないんですがつまるところ…。 めんどくせえんだな! これが!
――プレゼン力がためされるんですね。
平坂 そうなんですよね。でも基本的に海の男ってロマンと魚が好きなのでけっこう食いついてくれますよ。
――目が光るでかい魚とか釣れたらおもしろいですよねえ。
平坂 そんなん釣りたいですねえ。そういう時にバラムツ食うと尻から油出るよね~とか話すと「おっ、わかってんなコイツ」みたいになる
――バラムツ兄弟だなってなるんですね。
平坂 そうですね。その時点でもう二人はケツから油出し友達ですからね。絆ができますよ。瞬時に。
――瞬時に。
場所 大阪ロフトプラスワンウエスト
OPEN 18:30 / START 19:30
珍生物大宴会〜東京編〜その2
2019年6月22日(土)
場所 阿佐ヶ谷ロフトA
OPEN 12:00 / START 13:00
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