出場ロボット一挙紹介
さいごに、これまで登場しなかった出場ロボットを一挙にご紹介していきましょう。
私の赤ちゃん初号機(たか託児所)
前方のスポンジが回転し、相手をきれいにすることが可能。
実は窓ガラス(透明の樹脂板)がちゃんと入っているなど細工が細かい。
上部の赤ちゃんの首が座っておらず大会前に取れたがセメダインで直したらしい。赤ちゃんの首をセメダインで座らせないでほしい。
カーニバリズム(バチコン遅刻)
カーニバルのように華やかにカニバリズムするというコンセプトで、手にぶら下げられてたマカロン型磁石を相手にくっつけ、共倒れに持ち込む作戦。
で、こちらのカーニバリスムの対戦相手だったのがこちら。
とっとこ亀太郎Ⅱ型改(能力向上型)(はちみつくまさん)
前後に往復運動する舌でなめるのを必殺技としているが、工作精度が低いため舌が口に戻らなくなった。舌の素材は柔らかく本物っぽいので絶妙なキモさがある。
そんな2体の対戦だったが、この組み合わせが良くなかった。
カーニバリズムのスカートの中にとっとこ亀太郎の舌が、という本当に最悪の絵になってしまった。はちみつくまさんチームは猛省してほしい
かわいい猫ちゃんロボ(こーろほー)
タミヤのキャタピラキットに紙製の板を乗せたシンプルなロボだが(なにせキャンセル待ちで大会1週間前に出場が決まったので!)、くわえて腕も回る。
塗料を使わず マスキングテープで色を作っているので、テクスチャに独特の味があって良かった。
2回戦ではなぜか急に黒猫化していてこれはこれで可愛かった
ヘボネルNo.5(ハイヒールと湿布。)
ヘボネルって何かと思ったらシャネルの香水がモチーフだった。 そして胸に書かれたシャネルっぽい文字は実は「CHANNNEL TOUROKU(チャンネル登録)」。チャンネル登録してあげてください。
手についた湿布を振り回し、相手に貼り付けて攻撃する。
※余談になるが開発者は映画の製作中で、僕も手伝っているのでよかったら見ていってください。
ちゅうしんぐらぽっいネズミ(三河コンピュータサービス)
手前はコントローラーで置くが本体。忠臣蔵がモチーフで、中心に「ぐら」っぽいネズミがいる。
試合中にクイズを出して相手を混乱させるとのことなのだが、そのクイズがなぞなぞとかではなく普通に難しい謎解き。答えると○×のパネルが光る機能を有するが、大会通して一度も使う機会はなかった。
矢部ろん坊将軍(しかみたい)
学校のロボット部の顧問、矢部先生をモチーフにしたロボット。刀を振り回す。
こういう学生チームが大人との対戦になると、大人側は勝つのが申し訳ない気分になってかなりやりづらい。しかし今回の対戦相手は……
カメカメかわいいロボット(Team Hayashi)
こちらのさらに小さな女の子が作ったロボット。しかも勝ってしまい、気まずそうにしていた。あまり他では積めないタイプの社会経験である。
カメカメかわいいロボットはカメが歩くほか後ろから手動で棒を突きパンチを繰り出す。さらに試合中は亀田の柿の種も搭載していた。
勝利には至らなかったものの、矢部ろん坊将軍の車輪の軸にひもを巻き付け行動不能にするなど、いい粘りを見せた。
AZ1号(チャーリー浜岡GP)
相手が斜面を登ってきたところを、回転するアザラシで弾き飛ばす作戦。しかし実際にはアザラシが柔らかすぎて弾き飛ばすには至らず。それでいて坂が思ったより急なので アザラシ関係なく相手が倒れる。という二重の意外性で1回戦を勝ち抜いた。
全てにおいて未定(Noa.h)
なんといっても女神像の紙粘土がまだ乾いていない。どれだけギリギリに作ったのか。
セメダインシールが貼られているもののまだ濡れた紙粘土には接着剤が効かず、テープでぐるぐる巻きにされている。おかげでちょっと「氷づけにされた女神像」みたいな神秘性が出てしまっている。
独立行政法人アジア太平洋広域自律移動支援統合ロボティクス試作品第3版(アジア太平洋ロボティクス研究所第七研究開発機構)
2体いるが当日じゃんけんで決めたとのことで右のマシンが出場。
「背中にストップウォッチがついているので社会人として時間に正確に戦える」という謎の主張ともに試合に挑んだが、試合終了時にストップウォッチは42秒を指しており、わずか18秒で負けたことが社会人として正確に測れた。
かい号(おぎおぎ)
昨年に続いての出場。ヘボコンには負けたロボットが勝ったロボットにパーツを贈るという謎の風習があるが、こちらは初の「去年もらったものをいっぱい積んで搭載」という一年越しパーツで構成されたロボット。
対戦相手のPikoPiko Factoryチーム(こちらも連続出場)に「去年もらったイチゴです」とお礼を言うも、「うちじゃないです」と訂正されていた。
コールドラッシュ(こやしゅん)
カーリングをテーマにしており、足元は氷の入ったペットボトル……の下半分をカットしたもの。つまり氷。
そしてなぜか本人も同様の氷を履いており、摩擦係数ゼロの中、試合に挑んだ。
すげえいい表情の写真をカメラマンがとってくれていたので貼っておきます。
足に履いた氷が外れて滑っていったところ
自走式メロン運搬機(☆高鷲☆)
小玉メロンを発射するほか、メロンをおいしくする音楽を奏でるなどいろいろ小技を持つが、2回戦では中に放り込んであったスピーカーが倒れてバランスを崩して敗退。そういう裏目の出方あるんだ。
正面についたメロンの人形?が当日になって実は日向夏だったことが発覚したというのもいい話。
焼肉おいしいな(みの)
イベントの開催日が8月29日=焼き肉の日、ということで、肉を相手にふるまうロボット。 だが紙にプリントされているのは焼く前の生肉のため、生肉を敵に投げつけるロボットに仕上がってしまった。
その対戦相手がこちら
ペチペチボッチ(シードリーム)
ねばねばハンドで敵をぺちぺちして攻撃する。また、横についている発泡スチロールの斧を回して攻撃する。この2体の試合、ぜひ動画で見てほしい。
ヘボコンを12年やってきて、素人が作ったロボットのいろんな異音を聴いてきたが、今までで一番悲しい音色の異音であった。
ヘボの中にラブがあるとは
というわけで、今年のヘボコンのレポートは以上だ。
繰り返しになるが、やはり今年印象に残ったのは、そして子供たちの活躍であった。子供向けイベントに寄せすぎると冗談の角が取れるためこの年次大会では避けているのだが、それを乗り越えてまでセンスのある子供たちが登場、活躍してくれたのが嬉しかった。
そしてAIマシンの登場でもあり、いま改めて最新技術が面白い!ということで、実は来年以降はハイテクノロジーペナルティのルール変更を考えている。
より新しいヘボのあり方を見つけられるよう、ヘボコンとしてもどんどん新しい姿に変わっていきたい。
記念写真
記事中で扱ったのはイベントで起きたことの1/100くらいのものだ。すべて見たい方はこちらのライブ配信アーカイブを見てほしい。
次回のヘボコン2027はまた来年、夏休みくらいに開催予定。だいたい2か月前に出場者募集が始まるので、デイリーポータルZをまめにチェックするか、ヘボコンの公式アカウントをフォローしておいてほしい。
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参加者によるレポート記事
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