歴博、植物園など！　博物館の福袋を買いに行く

印刷博物館の福袋

最後の博物館の福袋は東京都文京区にある「印刷博物館」。TOPPANホールディングスが100周年記念事業の一環で設立したものだ。2025年は1月7日から開館し、その最初の日に数量限定で福袋を販売するそうだ。

私にとっては今シーズン最後の福袋となる。もう1月7日なので、年末年始の休みも終わり、街は動き出している。当然、電車にも人は多かった。どのくらいの人が福袋を買いに行くのだろうか。難しいところだ。並ぶだろうとは思う。数量限定だから。

三冠達成と言ってもいいかもしれない。3つの博物館に福袋を買いに行き、無事全てにおいて1位を獲得した。自分でも驚いた。福袋だよ、しかも博物館だよ、なぜ列ができないのか。並ばなくても買えるからだとは思うけれど、3つとも。

福袋の開封は後にして、印刷博物館を当然見て回った。本当に素晴らしい博物館だった。日本における印刷の歴史を順を追って見ることができる。称徳天皇時代の百万塔陀羅尼から始まり、徳川家康が作らせた日本最初の胴活版や、現代の印刷など実に見応えがある。

こちらも時間を忘れて見てしまった。また企画展の図録も力が入っており、内容はもちろん豪華な装丁となっている。もちろん買った。今回は一冊だけ。本当はもっと欲しかったのだけれど、この後に別件があってリュックが重かったから一冊で我慢した。

福袋の中身！

昨今の福袋は中身がわかっていることが多い。消費者は中身がわからないものにお金を払うことを躊躇するのか、あるいはそこでギャンブルをしたくないからなのか、わからないけれど。

ただ、福袋のよさの一つに中身がわからない点があると私は思う。

今となっては少数とも言える中身がわからないタイプの福袋なのだ。そのためなのか、見終わってからもう一度ミュージアムショップに行ったけれど、まだ残っていた。もったいない。福袋はこうでないと。開封にワクワクがないと。

ブラインド商品と言っても中に入っているもののいくつかは事前に開示してある。「マスキングテープ」、「タオル」、「トートバッグ・エコバッグ」、「クリアファイル」、「駿河版活字シュガー付きいんぱくおみくじ」がそれになる。3500円から10000円以上のセットだそうだ。

ちなみに「トートバッグ・エコバッグ」や「クリアファイル」などは、選んだ福袋によって柄などが変わる。その感じも福袋に求めるドキドキ感で好きだ。タオルは今治タオルで肌触りが当然よかった。

駿河版銅活字は、徳川家康が新鋳した銅活字だ。それをシュガーで再現している。博物館でその活字の本物を見て、シュガーで再現は熱い。上手いたとえは思いつかないけれど、熱いと感じた。しかも大吉だ。熱い。

上記4つが事前には開示されていなかったものだ。いい意味で自分では買わないものなので、福袋に入っているのは嬉しい。というか全てが嬉しい。印刷博物館を見てからのこれだから、なんなら全部欲しいと思っていたので嬉しいのだ。

これが2025円なら安い。買ってよかった、一番に行ってよかったと思える福袋だ。ネット販売もされているので、来年もぜひ買おうと思う。この福袋だけネットで買っても送料無料なのだ。しかも同時に買ったものも送料無料。絶対に買う。

来シーズンも期待！

2025年が終わった。厳密には2025年の福袋が終わった。もう2026年に向けて動き出さなければならない。調べるてみると、こんなお店もこんな施設も、福袋をやっているのか！という発見があるのだ。今シーズンの福袋は全て当たりだった。来シーズンもそうであると願っている。

 

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