こまかすぎる地元情報 2022年10月23日

調布市の蜂の巣校舎、城南地区のライポン狩り、でかい「品川」 ~こまかすぎる地元情報・東京

ある地域で暮らす人だけが知る常識、ものごとは外に出にくいものです。地域の人たちにとっては当然だから、人に話すようなことだと分からないんですよね。

そんななかでうっすら「これ珍しい……?」と気がついた、過去のことからたったいまのことまで、地元のあれこれをまとめました。

こまかすぎる東京の3情報です。(ご案内:編集部 古賀及子)

※投稿は一部編集いたしました。

インターネットにラブとコメディを振りまく、たのしいよみものサイトです。

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東京都目黒区大岡山近辺 1980年代中盤
「ライポン狩り」

1985~6年ごろ、小学生の間で「ライポン狩り」なる遊びが突如大流行しました。

ツツジの花の周りとかにいる、モフモフした丸っこい針がない黄色い蜂をライポンと呼び、皆で捕まえるのを競っていました。見た目が似た別のハチを捕獲して刺されるアホもいたほどです。

この地域の局地的な遊びだったようで、大人になってから同世代の友人に聞いても、誰にも共感してもらえず。

ネットで調べると東京都の城南地区の極めてローカルなムーブメントだったようです。(だんごむしさん)

ライポンというのはコマルハナバチという刺さない蜂のこと。

 

国分寺市の都立庭園である殿ヶ谷戸庭園さんのツイートにその姿に加え「ライポン」の地域性への言及が~~っ。

調べてみると、目黒区、大田区、品川区あたりではライポンと、その他の地域にもそれぞれに俗称があったようです。

投稿者のだんごむしさんは、大人になってから当時の同級生を除いて誰も知らなかったことでこのブームが局所だったことに気づいたんだそう。

あぶなく忘れ去られるところでした……!

 

調布市立染地小学校 1966年~現在
「蜂の巣校舎」

通っていた小学校の教室が六角形でした。

「蜂の巣校舎」と呼ばれており、六角形を組み合わせた校舎なので、廊下もクネクネ曲がっています。

入学した中学で、誰もが教室は四角だと言っているのを聞いて(六角形というと「なにそれ!?」と言われました)それが普通ではないのだ、と知りました。

一時流行った建築だとは聞いたことがある気がします。面積を有効に使えるのだとか。(みちさん)

上空から見ると、確かに六角形の教室がくっついている構造になってます。

当サイトのアーカイブには、同じく蜂の巣校舎である広島市立牛田小学校の写真がありました。

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まったりーなさん撮影
9.jpg
Lavenderさん撮影

かっこいい……! 

調布市立染地小学校のホームページを見ると、増築しながらも蜂の巣的な意匠を保っている様子もわかります。

校舎はいまも現役で、調布市内に小学校2校、中学校1校にこういった校舎が採用されているなど詳しい事情やたくさんの写真が掲載されていて、興味深さ……。

投稿者のみちさんは「机はどうやって並んでいるの?」とよく聞かれたそう。学校のホームページを見ると放射状にちゃんと整然と並んでいますね。

ちなみにちなみに、デイリーポータルZでは1950年代に日本各地で建てられた円形校舎については取材記事がありました。校舎ファンの方はよかったら!

05.jpg
「現存日本最古の円形校舎の中はどうなっているのか?」より

 

東京都品川区 大井水神公園 2019年~現在
「でかい品川(品川モニュメント)」 

JR京浜東北線の大井町駅 (品川区)から大森駅 (大田区) に向かうと、大森駅に到着する直前、左手に「品川」という文字の、ニューヨークのLOVEのアレみたいなでかいオブジェが見えます。

線路の方が正面なので、完全に電車の乗客に見られることを意図したものです。

大田区と品川区の区境は大森駅寄りぎりぎりに走っているので、オブジェの所在地は確かに品川区なのです。

が、かつて大田区と品川区は、モース博士が実際に発見したとされるオリジナルの「大森貝塚」の所在をめぐって血で血を洗うような死闘を繰り広げ、最終的に品川区が勝利したという歴史があります。

それを考えるとこの大森ぎりぎりに置かれて「ここは品川である」と宣言しているオブジェには、品川の民の大森に対する色々~な、ニューヨークのLOVEのアレとはまったく正反対の思いが詰まっているようで、目にするたびにちょっとぞくぞくします。(タカハシさん)

投稿者のタカハシさんによると、「県外どころか23区民にもぜんぜんわかってもらえない」情報とのことで、すみません! 私の都民ですがこれは知りませんでしたな……。

しかし堂々たる品川ぶり。品川区のサイトを見ると

>訪日する観光客等に対して、品川をPRするとともに品川の魅力を知ってもらうことを目的に製作されました。
 
>隣を走るJR東海道線、京浜東北線の車窓からも見ることができ、また夜間にはライトアップされるなど、見る人を楽しませるものとなっています。

とあります。まさか品川の文字がライトアップで人を楽しませんとする日が来るとは。

しかし単純にでかい。これは見にいこう。


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