こんなに自分好みの郷土料理があったなんて!
鶏料理がメインのチェーンで、多くの店で24時間営業をしており、明るいうちから飲めるのが酒飲みにはありがたい「鳥良商店」という酒場があります。先日そこに、ふらりと入ってひとり昼飲みをしており、気になって頼んでみたメニューがありました。
それが「佐賀名物 ごとうふの刺身」(税込439円)なる一品。
今までの人生で食べたことのない料理だったのですが、豆腐の一種であることは想像できます。僕は豆腐が大好物なので、佐賀のご当地豆腐料理なんだろうな、それは気になるな、と思い。
そうしたらやって来たのが上の写真の料理。一見は豆腐っぽいですが、それよりもどっちかというと、くず餅とか、沖縄のジーマーミ豆腐のような質感です。味もそれに近く、口当たりがものすごくもっちりとろりとしていて、そこに豆の風味が広がってとても美味しい。
薬味を加え、添えられて出てきた少し甘めのだし醤油で食べるとたまりません。これ、ものすごく好きな料理だ!
呉豆腐を自作してみよう
ごとうふは、漢字では「呉豆腐」と書き、佐賀県や長崎県の郷土料理だそう。簡単に説明すれば、豆腐同様に浸水させた大豆をすりつぶして煮たものである「呉」から豆乳を搾り、それを葛粉やでんぷんで固めたもの。
当然、家でもちょくちょく食べたいけれど、近所のスーパーで見かけたことはありません。通販サイトでも探してみたものの、お取り寄せ的な商品が多くて気軽に買える値段ではなく。
そこで思いついたのが、自分で作れないかな? ということ。レシピを調べてみたところ、参考にしたいくつかのサイトによっても多少の差異はあるものの、ざっくり言ってしまえば、温めた豆乳に葛粉を加えて練って冷やし固めればできそうです。
やってみよう!
作りかたも非常にシンプルで、まずは豆乳に1/10の量の葛粉を加え、よく混ぜます。今回は豆乳250ml、葛粉25gでやってみました。
粉というよりは結晶っぽい質感なので、溶けてくれるかが心配ですが、とにかく混ぜられるだけ混ぜてみました。
そしたら中火にかけ、また常に全体を混ぜながら加熱。
などと思っていたら、5分くらいで質感が変わり、固まってきました。
あまり火を通しすぎても食感が悪くなってしまいそうなので、このへんにしておきましょう。
保存容器に移してみたところ、とうてい豆腐には見えない状態になってしまいましたが、とにかく冷やしてみるしかない。粗熱がとれたら冷蔵庫にしまい、数時間待ってみます。
ちなみに鍋に残ったできたてのものにも醤油をかけて味見してみたところ、味は豆腐や豆乳ながら食感はグラタンのような、不思議な美味しさでした。
そして完成した呉豆腐がこちら。
とてもお店のもののようにきれいには作れなかったものの、それなりにそれっぽい質感をしてますね。
おぉ! これは、思った以上にちゃんと呉豆腐だ!
適度な食感がありつつも、もちもちとしていて、ダイレクトに豆の味がする。これがいつでも自宅で食べられるなんて、ちょっとした晩酌革命と言えるんじゃないでしょうか!?


