特集 2026年10月7日

「呉豆腐(ごとうふ)」を自作してみる

他の素材でより簡単に作れるか?

というわけで、呉豆腐作りは思いのほかうまくいってしまったので、ここからはおまけ。

そもそも、葛粉ってあんまり身近な食材ではないですよね。僕も今回初めて買ったし。そこで、もっと身近な食材で、お手軽に呉豆腐を作れないかの実験をしてみましょう。

買ってきました

液体固め食材の定番「かんてん」「ゼラチン」「アガー」。さらにレシピサイトで「葛粉は片栗粉で代用できます」という表記もよく見たので、

「片栗粉」も

では、これらで作っていきましょう。

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「片栗粉」でつくる呉豆腐風

まずは片栗粉。こちらは作りかたも分量も葛粉とだいたい同じで大丈夫のよう。

混ぜながら
加熱して
よく冷やせば

はい完成。ただし、見た目がもう違いすぎますね。分量など、間違えてはいないはずなんだけど……

まぁ食べてみよう

すると、やっぱり食感も別もの。もっちもちのとろっとろで、こっちのほうが好きという方もいるかもしれないけれど、僕は適度に弾力のある葛粉のほうが好きかな。

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「かんてん」でつくる呉豆腐風

ここから以下は、作りかたはだいたい一緒。加熱した豆乳に、パッケージの記載どおりの分量を加えてよく混ぜ、冷蔵庫で冷やしておくだけ。

かんてんとは、紅藻類(こうそうるい)の海藻を煮込んで冷やし固めた「ところてん」を乾燥させたもの。かんてんって乾いたところてんだったんだ! 今回は、それを粉状にした「かんてんクック顆粒」という商品を使っています。

粉を加えてよく混ぜて

粗熱がとれたら

冷蔵庫へ
完成

かなりよく混ぜたつもりなのですが、若干だまができてしまいました。

食べてみます

肝心の味のほうはというと、片栗粉よりさらに全然違う! 食感がふわっふわで、プリンやババロアに近いかな。これは、好みの問題ではあるでしょうが、また作ることはないかもな……。

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「アガー」でつくる呉豆腐風

あまり耳なじみのない方もいるかもしれませんが、アガーとは、ツノマタ、スギノリなど紅藻類の抽出物「カラギーナン」や、マメ科の種子の抽出物「ローカストビーンガム」などを原料とする凝固剤だそう。すごい、原材料ぜんぜん聞いたことがない。

小分けパックなのは便利
同様に作って
いただきます

あら〜、これも違うな〜。食感は玉子豆腐とか茶碗蒸しに近いですね。って、そもそもの用途と違うことをして文句を言ってるだけなのですが……。

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「ゼラチン」でつくる呉豆腐風

ゼラチンは、動物の骨や皮に多く含まれるたんぱく質、コラーゲンが原材料。お菓子作りによく使われる食材ですが、そう聞くと不思議な気持ちに。

その他の食材は数時間で固まったのですが、ゼラチンだけはそれでは固まらず不安になっていたところ、冷蔵庫にひと晩入れておいたら無事固まってくれました。

良かった良かった
そして見た目がいちばん美しい!
どれどれ

あ、これはあれですね、甘さのない豆乳ゼリーですね。ものすごくなめらかでぷるぷる。呉豆腐とは別ものながら、こういう料理としてはぜんぜんあり。

「豆乳ゼリー」じゃ味気ないし、「白滝」みたいに、なにか新しい名前をつけたいところ。そうだな〜……白い外壁にちなんで「姫路城」でどうでしょうか?


次点は姫路城で!

以上、当然といえば当然なのですが、本来の作りかたである葛粉の呉豆腐がいちばん好みであり、広くおすすめしたい一品でした。

葛粉さえ買ってきてしまえば簡単に作れるし、豆乳のブランドに凝ってみるのも楽しそう。気になった方はぜひ。

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
たくさん試したら一個くらいうまくいくのでは!?と思ったのですが意外とうまくいかないものですね。「固める」という調理に対する自分の解像度の低さを感じました。寒天とゼラチンの違いとか、全然意識したことがなかった…。
「姫路城」のネーミングセンスが急に独特で笑いました。そういう創作料理、ありそうではある。(石川)

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