デジタルリマスター 2023年8月18日

目に見える所、その先まで行ってみる(デジタルリマスター)

むかしむかし、世界は平らな板の上に成り立っていて目に見えるところまでしかないのだ(その先は滝になっている)なんて考えられていたらしい。今の時代に生きる僕たちはもちろん地球は丸いって知っているわけだけど、それでもやっぱり気にならないか、目に見える所のその先が。

視界の果てのそのまた向こうには何があるのだろうか。行ってみたら実は案外滝だったりして。

2008年11月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

前の記事:宮城の人が売り買いしがちだという「工大バッグ」とは何か

> 個人サイト むかない安藤 Twitter

どこまでが見えるのか

そもそもどこまで先が目に見えるのだろうか。地球の半径を元に計算すると、人が立ったときに見える地平線というのはおよそ4~5キロ先にあるのだという。もちろん視点が高くなればなるほど遠くまで見通せることになる。

この計算でいくと、ニフティの事務所はビルの9階にあるのでそうとう遠くまで見えるはず。そう思って外を見てみたのだが、すぐその辺までしか見えなかった。よく行くコンビニすら見えない。都会では建物に遮られてしまって地平線が見えるところなんてそうそうないのだ。

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視界不良。

会社の近くの比較的まっすぐな道で先の方を見通してみた。横断歩道の上からの眺めだ。目に見える一番遠くには白い物があるように見える。

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あの白いのは何だ。

今なら航空写真やストリートビューとかで簡単に離れたところを見ることができるわけだけど、それで満足していては「世界は平板の上に」を信じていた昔の人と変わらないような気がしないか。実際行ってみてこそ見える景色もあると思うのだ。

ということでまず手始めにあの白い所まで行ってみよう。何があるのだろうか。

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てくてく歩くこと10分。道の先にある白いものは意外と遠かった。
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15分。かなり「果て」に近づいた。このあたりから白い建物がはっきりと見えてくる。
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「果て」意外と普通

歩いて約20分の所に「果て」はあった。そこにあったものはなんと

ラーメン屋だった。

ニフティ事務所の近くから見える視界の果てにあるもの、それは一軒のラーメン屋。ちなみにその後ろは滝ではなく家だ。

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世界の終わりのラーメン屋。

距離にして1キロ強なのでたいして遠くに来た気がしない。理論上の地平線は4キロ以上先にあるはずなので、ここまでしか見えないというのはやはり視界を遮る物が多いせいだろう。

でもせっかくなので「果て」にあったものを紹介したい。

※ここでいう「果て」というのは「僕の視界の果て」という意味です。

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わーい果てだー。
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「果て」から見るとさっきの場所が逆に「果て」なわけだ。
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「果て」らしく碑が。
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「果て」の豆腐屋さん。
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「果て」の髪切るところ。
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「果て」の懐かしい感じの駄菓子屋。

近くても、さっきまで遠く視界の彼方にあった場所に今自分が立っていると思うとそれだけで町の風景が変わって見えるから不思議だ。なんでもかんでも「果て」に見える。

しかしこれは町中の、しかも低いところから見た視界の限界に過ぎない。

もっとこんな↓スケールの視界で試してみたい。

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こんなのないか。

ということで遠くまで見えるところを探して上へ上へと移動していきます。

⏩  もっと高いところから見たい!

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