赤ちゃんくらいあるんじゃないか?
それがこれです。
単独だと分かりづらいので、同じくエシレで購入した普通サイズのクロワッサンと比較してみます。
長さと重さを計測してみましょう。
食べる前から既に美味い
抱いてみて思ったんですけど、バターの香りが辺り一面に広がって食べる前から既に美味いです。
皆さん、ちょっと思い出してください。私はべつやくさんと共に「バターファンクラブ」を結成してるくらいのバター好き。45年間バター過激派として生きてきたので、当然エシレの商品は過去に色々と履修済みです。
そういう幸せな過去の記憶がありますのでね。エシレの発酵バターの香りが漂ってきた時点で、このクロワッサンも食べなくても美味いのが確定したという訳です。でも一応食べてみましょう、一応ね。
食感は外側さっくり、中フワフワ。味はバターの重みと微かな甘さの軽みが両立していて、幾らでも食べられそう。見た目は豪快だけど仕事は繊細。総合格闘技で言えばエメリヤーエンコ・ヒョードル選手みたいなもんでしょうか?とんでもない覇気を纏っていながら、物凄く繊細なイラストを描くのが趣味、という。
いずれにせよ、事前に「ひとりじゃ食べきれませんでした」的な記事の流れを想定していたのですが、これなら余裕で全部食べられますわ。
アレンジしても美味しい
「さすがに巨大クロワッサンだけを食べ続けるのはきつい」的展開も予想してたので色々と用意してきたのですが、クロワッサンだけで全然食べきれそうです。
まあでも、せっかくなので色々乗っけてみましょう。
単独でも美味い。何かを乗っけても美味い。このクロワッサン、テニスで言えばシングルもダブルスも強いナブラチロワみたいなもんですね。
企画の前提を破壊しかねない伏兵の登場
ところで、さきほど大きさを比較する為に買った普通サイズのクロワッサンがありましたよね?
「せっかく買ったしコイツも食べておくか~」とか言いながら、軽く口に放り込んだんですね。
エシレの麻布台ヒルズ店には三種類のクロワッサンがあります。まず特大サイズのグランクロワッサンに普通サイズのクロワッサン。そして普通サイズのクロワッサンに倍量のバターを折り込んだクロワッサンドゥーブル。
大袈裟でなく果物を食べた時の果汁のように、嚙むたびにジュワッとバターが染み出してくるんですよ。
妻も「これはちょっと怖いくらい美味しいね」と溜息交じりに感想を漏らしてました。デカいクロワッサンの紹介に留めておいた方が記事の方向性がはっきりすると思ったんですけど、それでもコイツの存在を無視して省略することは出来ませんでした。
車輪の再発明
その後もジャムとクリームチーズを合わせたり、もうやりたい放題やりました。
超巨大クロワッサンとバターたっぷりクロワッサン。聞いただけでも胃が重たくなるような言葉の響きですけど、結果的には妻と二人でペロッと平らげてしまいました。
ネタ的な商品じゃなくて本当に美味しかったので、読者の皆様にも強くお勧め致します。
それと今回強く感じたことがもうひとつ。芝生にシートを敷いて好きなものを食べたり飲んだりしながらボーっとする。それ自体が最高のアクティビティだったんです。
「好きなところでレジャーシートを広げてくつろぐ “シーティング” っていうのを提唱したらさ、一大ムーブメントになるぞ。 “チェアリング” みたいにさ」と熱く妻に語ってたら、「それ、ピクニックって言うんだよ」と冷静に返されましたね。
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