特集 2023年5月25日

ちょい飲み系メニューが他店よりも充実した「富士そば」へ飲みに行く

関東地方を中心に展開する人気の立ち食いそばチェーン「富士そば」。そのなかに、現在3店舗のみ、ちょい飲み系メニューが充実した店舗があることを知り、飲みに行ってみました。

1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。

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なにごと?

僕、「富士そば」が大好きなんですよ。関東地方を中心に展開する、立ち食い(と言いつつ最近は椅子のある店の方が多いですが)そばチェーンの。

で、一時期は富士そば、「富士酒場」なんて名前で、ちょっとしたおつまみや、豊富なお酒メニューを用意した、ちょい飲みができるサービスをプッシュしていました。

ところがコロナの影響で、その展開をいったんやめてしまった。当然の流れだなぁと思いつつ、やっぱり寂しく思っていました。

その後、僕の家から最寄りの富士そばである「石神井公園店」で、缶ビールの提供が復活していることに気がついたのは昨年のこと。あれは嬉しかったなぁ。

富士そばの、紅しょうが天そばなんかをつまみにビールが飲める幸せ。これ以上はもう望むまい……というくらい、僕にとってはありがたいことでした。

ところで先日、用事があって神奈川県の「大船」という街を訪れた時のこと。駅前の商店街を歩いていたら富士そばがあって、その店頭メニューを思わず二度見しました。

というのも、石神井公園店よりもずっと、お酒メニューが充実してるんですよ。なんかもう、サントリーが出してる、ゆず、緑茶、しょうがを原材料に使ったジン「翠」を使った、「翠ジンソーダ」とかまであるんすよ。え? なにごと? って感じ。

あとなんか、食べものメニューも石神井にはないようなのがあったりして。

その時は時間もなくて寄れなかったんですが、どうしても気になり、後日担当編集の古賀さんに相談したんです。「大船の富士そば、なんか様子が違ったんです! 行ってきて記事にしてもいいですか!?」って。

そうしたらさすが名編集者。すぐに富士そばさんに連絡をとってくださり、結果、現在「大船店」「藤沢店」「大宮東口店」の3店舗のみ、そのメニュー展開をしているという事実が判明。

我が家からいちばん近いのは大宮だ。じゃあ大宮店行こう! すぐ行こう! ということになって、今、富士そばの大宮東口店にいるわけなんですけども。

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「富士そば 大宮東口店」
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おなじみのメニューに続き
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あった! 酒メニュー
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あとなんかほら、見慣れぬ「よくばりコンボ」とか!
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やっぱり推されてる!
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「翠ジンソーダ」!
いったん広告です

つーわけで、富士そば&酒ファンとしては夢のような、富士そば飲みを始めていきたいと思います。

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券売機の項目に
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こんなボタンがある嬉しさ
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魅惑のおつまみたち!
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トッピングもぜんぶおつまみに見えてくる
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「生ビール」(470円)

まずは当然生ビール、

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いただきます!

ごくっごくっ……っふぅ〜、はいもう幸せ! 富士そばで生ビール飲んでるってだけで幸せ。

続いて、

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「ほうれん草玉子とじ」(300円)

ちょうどいい〜! メイン前の軽いつまみとしてちょうど良すぎる!

さらに単品の

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「豚しゃぶ肉」(180円)

これまた最高〜! ほんのりとしょうが焼き風の下味がついてて、豚肉好きの僕としましては、この単品だけでもいいから地元店でも扱ってほしい!

なんて、悦に入りながら飲んでいたら、すぐあとに、大いなるミスを犯してしまっていたことに気づくんですが。というのも、続いて届いた本日のメイン。

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「よくばりコンボ」(780円)

こちら、カレー、カツ丼、豚丼の3種類が1皿で味わえるという、まさによくばりな1品。ただ、ここに、思いっきり豚肉がのってるんですよね……。まぁいいか! 楽しいから!

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こんなに夢のような食べものが目の前にあるんだし!

⏩ 次ページに続きます

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