一生に一度は曲げてみたい
マッチョが筋力をアピールするテッパンパフォーマンス『フライパン曲げ』。
その名の通りフライパンの縁を両手でつかみ、腕力でぐにゃりと曲げてしまう、インパクト大のパフォーマンスだ。
夏に放送されたフジテレビのバラエティ特番『ドリフに大挑戦スペシャル』でも、なかやまきんに君・オードリーの春日さんがフライパン曲げを披露し、小学生から拍手喝采を浴びていた。
我が家の子どもたちもこれに大喜び。すっかりフライパン曲げの虜になったようで、録画した映像を何度も何度も見返している。
そこまで楽しそうにされると、わたしもやりたくなってくる。マッチョじゃなくたって、一生に一度くらいフライパンを曲げてみたい。
筋肉はない。力もない。しかし曲がりやすいフライパンを探し当て、力のかけ方やコツをつかめば、わたしでも曲げられるのではないか。
ぼちぼち忘年会が始まるこの季節。ここらでひとつ、誰にも頼まれていない特技を増やしておくのも悪くない。
フライパン曲げに挑戦しよう。
全然曲がらない
そもそもフライパンを曲げた経験がない。
はじめにフライパン曲げがどれほどすごい技なのか、まっさらな状態で自分の身をもって試してみたい。
なんとなく大きいフライパンのほうが曲げやすそうなイメージがあり、ちょうどキッチンに出ていた普段使いしているフライパンを曲げてみることに。
うっかり曲がってしまったら晩ごはんの調理に使えなくなるが、まぁそんなことは曲がってから考えればいい。
全然曲がらなかった。ぐにゃりのぐの字も曲がらなかった。
あわよくば曲がるかもしれないと挑んだものの、淡い期待は無残にも打ち砕かれた。
準備もせずに抱いた「もしかしたらいけるかも」は、たいてい「やっぱり無理だった」に着地する。世の中そうできているのだ。
やはりフライパン曲げに向いているフライパンを探し、曲げ方のコツを見つけるしかない。
曲がらなかったフライパンをおとなしくキッチンに戻し、まずはどんなフライパンが曲げやすいのかリサーチしよう。
曲げやすいフライパン探し
これまで“調理しやすい”“焦げつきにくい”といった基準でフライパンを探したことはあるが、“曲げやすい”という視点でフライパンを選ぶのは初めてだ。
ホームセンターで店員さんに「すみません、曲げやすいフライパンはどれですか?」なんて聞いたら、ドン引きされること間違いなし。店頭で恥をかく前に、家でひっそりと調べてから買いに出かけたい。
では、どんなフライパンなら曲げやすいのか。
フライパン曲げの動画を片っ端から見て、より多く曲げられているフライパンを探す。
いずれもマッチョが曲げていたが、ある程度ポイントは洗い出された。
フライパン曲げの動画では、
・薄いフライパン
・アルミ製のフライパン
が多く用いられていた。 やはりいくらマッチョでも、曲げやすいフライパンは曲げやすいし、曲げにくいフライパンは曲げにくいのだろう。
特に調べてよかったのは、大きいほうが力を加えやすく曲がりそうだと思い込んでいたが、実は小さいほうが曲げる面積が狭まり曲がる確率が高くなるという気づきを得た点。
さらに調べた情報によると、
・ガス火専用のフライパン(IH対応より底が薄いため)
・シンプルな構造のフライパン
が向いているようだ。
はじめにわたしが曲げようとしたフライパンは、大きく、厚手で、重く、さらにIH対応のフライパンだった。
な~んだ、だから曲がらなかったのか~~~!
フライパン曲げのコツ
次に、曲げ方のコツを探っていきたい。
周りにフライパン曲げが得意なマッチョがいればいいのだが、あいにくそのような人脈は持ち合わせていない。ジムに通っていた過去もあるが、トレーニングルームよりスパにいた時間の方が長かったように思う。
そこで、フライパン曲げの動画に登場するマッチョがどのような曲げ方をしているのか統計を取ることにした。
まず、曲げ方にはいくつかのパターンがある。
② フライパンの底面を表に見せ、胸の前で曲げるパターン
③ フライパンの片方を太ももで支え、太ももと手で曲げるパターン
この中で、一番多く採用されている曲げ方で実際フライパンを曲げてみたいと考えている。
60本近くの動画を確認し、最終的にこのような統計が取れた。
この統計から、一番多く採用されているフライパンの曲げ方は『フライパンの中面を表に見せ、胸の前で曲げる』方法だとわかった。
曲げやすいフライパン、そしてコツを探し当てたところで、早速実践に移りたい。


