シーペックはここでしか見られないぞ
11月のエイペックに向け、横浜はさらに緊張感が増すことだろう。会期中は交通規制がなされて会場付近には近づけなくなるらしい。
そんな時にはシーペックを見に来たらいい。帰りに水槽でも買って帰れば経済の循環にも役立つと思います。
エイペック(アジア太平洋経済協力会議)を目前に控え、開催地の横浜はいまものすごい警備体制になっている。まさに針の穴も通さないといった感じだ。
そんな中、同じ横浜でカエルばかりを集めたシーペックという展示が行われていた。
※2010年10月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
各国の首脳が集まって経済について議論する(そのくらいの認識ですみません)APEC(エイペック)という会議が11月に横浜で開催される。
これに向け、いま会議場付近では厳戒態勢といっても過言ではないほどの警備がしかれているのだ。
まずはその様子を見てもらいたい。
横浜駅で降りたことがある人は、今みなとみらい地区へ向かうといつもとちがった空気を感じることだろう。
とにかくものすごい緊張感があたりを占めているのだ。
とにかくえらいことになっているのだ。
背負っていたリュックを道端に置いてデジカメを取りだそうとすると後ろに警官が立っているぞ。
警備は9月くらいから徐々に厳しくなってきている。工藤さんはよくこんな中で粘土細工なんてやったもんだ。今なら連行されるぞ。
そんな横浜で、今まったく別の国際会議が開かれているという。そんな情報を聞いてやってきたのはここ。
横浜市金沢区にある八景島シーパラダイス。その中にある水族館では、現在APECならぬseaPEC(シーペック)という展示が行われているのだ。
シーペックは、エイペックにちなんで世界各国のカエルを集めた展示なのだとか。経済会議からいきなりカエルまで飛んだわけだが、その間を埋める説明は特にない。
なんのことやらだと思うので、まあ見てほしい。たとえばこんな感じだ。
水槽の中に会議机が設置されている。
これがシーペックだ。この場合どこにカエルがいるかわかるか。
横浜のあの厳戒態勢からは想像もつかないフリーダムかつピースフルな空間がここにはある。
エイペック同様、各国からやってきたカエルたちは別の国のカエル数種類と一緒に一つの水槽に入れられている。まさに国際会議状態だ。話し合うかどうかわからんけど。
確かにこの静けさはエイペック会場付近の緊張感に通ずるところがある(強引につなげた)。
カエルだから周りに同化していてなかなか見つけることができないのもシーペックの特徴だ。
子供たちもしばらく探して見つからないと「いないじゃん」ってジンベイザメとか見に行ってしまう。
しかしカエルは長時間見ているのに向いていると思う。
ほとんど動かないが、まったく動かないというわけではないのだ。たまにのどをぴくぴくさせたりすると、妙にうれしくなる。本気で飼おうかと思ってしまう。
かれこれ1時間くらいカエルの水槽に張り付いていた。カエルも中から(物好きなおっさんが見とるな)くらい思っていただろう。サメを見終えて帰ってきた子供にも(あの大人、まだいる)って親にささやかれてしまった。
シーペックにはエイペックのような緊張感があるわけではないが、カエルはカエルで絶滅したりとかいろいろ問題を抱えているに違いない。でもそんなそぶりをまったく見せないのはえらいと思う。自分でも何を言っているのかわからないですが。
シーパラダイスにはもちろんカエル以外にもたくさんの動物がいるので行くといいと思います。最近ジンベイザメもやってきましたよ。
11月のエイペックに向け、横浜はさらに緊張感が増すことだろう。会期中は交通規制がなされて会場付近には近づけなくなるらしい。
そんな時にはシーペックを見に来たらいい。帰りに水槽でも買って帰れば経済の循環にも役立つと思います。
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