フォントは声色を表している気がする
フォントを変えると、文章が脳内で読み上げられる声色が変わるように思える。しねきゃぷしょんはどんな内容でもセリフっぽい声になる気がして面白い。
自分の声をフォントで例えたら何になるのか気になってきました。しねきゃぷしょんで喋れるようになりたいなぁ。
習字のお手本の字は刷り込まれる
小学生の時、字が汚かったので習字教室に通っていた。
そこでは筆で書く”毛筆”のほかに、鉛筆で書く”硬筆”も習っていた。どちらも先生が書いた綺麗な字をひたすら真似るスタイルで、特に硬筆においては先生の字の癖がかなりうつった自覚がある。今も自分の字に残っている。
つまり手本の字を真似し続けると、その字の形や癖が染みつくのだ。字を矯正したい大人に人気の「ペン習字」もその要領である。
ということは、独特の雰囲気を持つこのフォントに矯正することだってできるのでは？その名も「しねきゃぷしょん」。
”シネ”の名のとおり、映画（シネマ）の字幕風のフォントです。実際に映画の字幕のデータから作られたそう。味があって好きなんですよね。それに線の太さを変えなくてよいのでボールペンで再現しやすそう。
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マスターへの道① 特徴をじっくり観察
まずは今の自分の字としねきゃぷしょんとの違いを見てみた。青字がお手本のしねきゃぷしょん、黒字が普段どおり書いた自分の字、赤字がお手本に合わせて修正したものです。
じっくり観察してみると、特徴が顕著なグループが3つあることに気づいた。これらをおさえるだけでかなり雰囲気が出そう。
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マスターへの道② 字をなぞって練習
とりあえず、お手本の字をなぞって矯正してみよう。
こうして字をなぞっていると習字教室を思い出すなぁ。ギャルみたいな先生で、ギャルみたいな口調で字を直された。お元気だろうか。
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マスターへの道③ 隔離されながらひたすら練習
ひととおりなぞって練習したら、あとはひたすら書きまくります。
実はこの企画を始めた数日後、コロナウイルスを発症した。帰省していたため、実家の一室に独房のように隔離される生活の幕開けである。今週の記事をこの企画にしておいてよかった～。家を出ずにできるしいい暇つぶしになるぞ！
外出できないので、親に頼み込みジャポニカ学習帳を買ってきてもらった。25にもなって親にノートを買ってもらうとは思わなかった。
漢字を含めるとキリがないので、字をよく書くシチュエーションである「仕事の伝言」「手紙」で書く文を決め、そこに出てくる漢字にヤマを張って練習した。
書きまくっていると、漢字の形にも特徴があることに気づいた。縦と横の線は基本的にまっすぐで、貝の下は足みたいになっていて、短い線は反りがち。これらをおさえると、お手本がない漢字でも少なくとも「しねきゃぷしょん風」に書けるぞ。
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いざ実践！仕事の伝言メモ編
今やもうチャットで伝言することがほとんどだろうが、ここでは手書きのぬくもりを感じていただきたい。フォントだけど。
「しねきゃぷしょんっぽさ」は書く文章の内容にも左右されるようだ。ビジネスシーンにしねきゃぷしょんを持ち込みたかったら、洋画の翻訳風にちょっとオーバーな言い回しで書くことをおすすめします。
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いざ実践！ 手紙編
手書き文字といえば手紙だろう。コロナ患者の私に食事を届けてくれる母に感謝の手紙をしねきゃぷしょんでしたためた。さながら独房からの手紙である。
おお、しねきゃぷしょんだ！我ながらかなりしねきゃぷしょんだ。印刷したみたい。
手書き用の一筆箋が、印刷みたいに均一な文字で埋められているのは少し不気味な気もするな。
さっそく帰宅した母に渡した。
しねきゃぷしょんの手紙を渡された感想を尋ねたら特になしと言われた。何かあってくれよ。
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