特集 2024年8月7日

ライター江ノ島茂道さんと窪田鳳花さんトーク

アフタートークで配信したライター窪田鳳花さんと江ノ島茂道さんの対談の文字起こしです。

後半、話が噛み合ってなくてハラハラしますが、なぜか穏やかに話しています。

文字だと分かりにくいので、気になる方は動画もご覧ください。
窪田鳳花とはなにものなのか(聞き手・江ノ島茂道)
江ノ島茂道とはなにものなのか(聞き手・窪田鳳花)

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林:
普段、石川くんと私がアフタートークと称して話してますが、今回から何回か窪田さんと江ノ島さんに話をしてもらおうと思ってます。デイリーポータルZを支える、毎週無理して書いているこのおふたりに話をしてもらいます。
まずは窪田鳳花さんです。よろしくお願いします。

窪田: 
お願いします。

林:
窪田さんがどういう人かっていうのは、江ノ島さんから聞いてもらいます。江ノ島さん、よろしくお願いします。

江ノ島: 
江ノ島です。よろしくお願いします。

林:
窪田さんは前からずっと江ノ島さんと話したいって言ってたし、江ノ島さんは 窪田さんはどうやって記事をつくっているのか、気になっていたと聞きました。ライバルというか盟友ですね。

まずは江ノ島さんから窪田さんに質問するっていう流れでお願いしていいですか。

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窪田鳳花とはなにものなのか(聞き手・江ノ島茂道)

江ノ島:  
窪田さんは、おいくつなんすか。

窪田:
今31歳ですね。

江ノ島:  
もう30代なんだ。

窪田:  
もう30代になりました。

江ノ島:
宮崎県出身在住ですか。

窪田: 
いや出身は京都で、今住んでるのは宮崎ですね。

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神職になった3つの理由

江ノ島:  
お仕事は神職で、おじいちゃんがやられてる神社で働いている?

窪田: 
祖父の神社また別であって、別の神社で神職として働いています。

江ノ島: 
おじいちゃんがやっている神社で働いていると思ってました。

窪田:
祖父の神社は休みの日にたま行ったりするぐらいです。普段は定時決まってるサラリーマンみたいな生活をしています。

江ノ島:
そもそもなんで神職についてついるんですですか。子供の頃からの夢ですか?

窪田:  
インタビュアーですね~~。

江ノ島:  
なんで神職についたのかなと思って。

窪田:  
そもそも神職は世襲制みたいなところが非常に大きい業種なんです。 
代々家があって継いでいくのは「社家(シャケ)」って言うんですけど。神社の社に家で「社家(シャケ)」。うちは母方の家系なので、正確に言えばそこに入るかどうかわからないですけど。

母方の祖父が神主をしていて、その次の代はうちの母親のお兄さんである叔父になるんです。だけど叔父が結婚してなくて子供がいないので、なんとなく大丈夫かなっていうのは思っていました。これがまず大きな理由としてひとつあります。

あと、 父親は普通の会社員なんですけど、1日に12時間とか13時間とか働いてて。

江ノ島:  
うわ、ブラックだ。

窪田:
「うわああ、上司に殺される」とか「俺死んでまう」みたいなことを言いながら帰ってきてたんですよ。それ見て会社員は無理だなって思っていた。小中高大で人間関係を構築していくっていう体験する中で、やっぱり会社員は無理だなと思った、っていうのが2点目。

江ノ島:  
でも、いま会社員みたいな生活してるじゃないですか。

窪田:  
結果的にはいけてるんですけどね。
大学生の時って視野が狭いじゃないですか。「もう、ちょっと、おれはもう無理!」って思った時期があって。この話ちょっと長くなっちゃうんですけど、いいですかね。

大学の時に宗教関係の勉強をしてたんですよ。輪廻転生ってあるじゃないですか。

江ノ島: 
ありますね。

窪田: 
解脱できなかったら、この世の中にもう1回生まれてこなきゃいけないんですよ。うまいこと悟りを開けないとね。それ、嫌じゃないですか。

江ノ島: 
嫌ですよね。

窪田: 
生まれてきた分の苦しみを、また受けないといけないから。

江ノ島: 
はいはいはい。

窪田: 
その苦しみの中から、 とにかく1歩でも離れたいなっていうの思いがあって。 若者がバンドマン目指して東京に行くみたいに、僕もその悟りを開くために人里離れたとこに行こうって思って、後先考えず、ろくに就活もせず宮崎に移ってきたんです。

江ノ島:  
初めて聞く将来設計。

窪田:  
解脱できるように。

江ノ島:  
将来設計で、解脱ってあんまり聞かない。

窪田:  
今でこそ若かったなと思うんですけど、結構当時はもう追い詰められてて、本気で思ってたんですよ。
紆余曲折あって今に至るんですけど、原初は、後継ぎの問題と、会社員が嫌っていうのと、解脱の問題。この3つがあって、 行き着いた先がここだったというわけです。

江ノ島: 
話うまいっすね。

窪田:
そんなことないですよ。

 

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デイリーポータルZに書き始めたのは2022年

江ノ島: 
デイリーポータルZでいま書いてるじゃないですか。もともと何で参加したというか、入ったきっかけはなんですか。

窪田: 
入ったきっかけは投稿ですかね。大学生の頃が2015年だったかな。その頃から投稿はしてたんです。

江ノ島:  
2015っていうと「デイリー道場」ですか?「自由ポータル」?

窪田:  
自由ポータルになってなかったんじゃないかな。デイリー道場に学生のころ投稿してたんですよね。 そこがたぶん初めだったんですけど、何回か載せてもらって。

江ノ島:  
デイリー道場に投稿してたんですね。

窪田:  
投稿の本数も少なかったし、いま考えたらネタもそんな良くなかったんですけど。どんなのやってたかな。文房具屋に行って売れてない文房具のこと教えてもらうとか。

江ノ島:
おー。面白そうだけど。

窪田:  
あと、動物に餌を与えてそのあと自分で食べる。

江ノ島:  
それ、やった方がいいですよ。

窪田:
やったんですけどね。

その時はもう江ノ島さんデイリーポータルZで書いてらっしゃいましたよね。

江ノ島:
ぼくは2014年から書いてます。

窪田: 
ですよね。いいな~と思って見てたんですよね。僕は江ノ島さんのことをだいぶ意識してる。 
多分その頃からずっと仮想敵というか。

江ノ島さんを目指す相手、倒すべき相手みたいに思ってるところはありますよ。

江ノ島: 
いや、僕なんてたいしたことないですよ。

窪田: 
投稿したりやめたりで、2021年はから2022年ぐらいにドバっと週に2本ぐらい企画記事書いて送った。それで載せてもらえるようになったというような経緯なんです。

江ノ島:  
本格的に入ったのはいつぐらいですか。

窪田:  
2022年の夏頃、2年前かな。
【窪田さん初回掲載記事】

江ノ島:  
なんかもっといるような感じがします。ずっと書いてるイメージ。

窪田:  
なんででしょうかね。 入った時から月2ぐらいのペースで書いてるからでしょうか。

江ノ島:  
見慣れた顔になってる感じがします。

窪田: 
ありがとうございます。

江ノ島: 
なんか上からの感じになっちゃったな。

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趣味はなんですか?

江ノ島:  
窪田さん、記事書くのと仕事してる以外になんか趣味とかってありますか。なんか、お見合いみたい感じになってきちゃったな。

窪田:  
そう、これお見合いみたいになるなと思ってたんですよね。趣味はほぼないと言っていいですね。

江ノ島:  
ボードゲームやってるじゃないですか。

窪田: 
ボードゲームもやってるんですけど、やる人がいなくてやめてしまった。月に1回ボードゲームの会が隣町であるので行くのと、あとインターネットでできるボードゲームを友達とずっとやっています。

それ以外は漫画を読んだり、ネットサーフィンをしたりするぐらいです。

江ノ島: 
ネットサーフィンで、最近面白かったサイトありますか?

窪田: 
いや、これ恥ずかしながらぼく、5chまとめブログしか読まないです。

江ノ島:  
意外な趣味じゃないですか。

窪田:
恥ずかしいな。

江ノ島:
中高生に人気のサイト。

窪田:  
中学生からずっと同じようなサイトを見て今に至るんですよね。

〇〇やってます!みたいな立派なこと言えないんですよ。江ノ島さんはどうですか?

江ノ島:  
とくに趣味ないです。

窪田:
ベイブレードやってますよね。

江ノ島: 
記事でベイブレード買ってからずっとやってますよ。

窪田: 
ベイブレードをずっとやるっていうことの意味があんまわかんなくて。 
ベイブレードについては、小学校の時やってたから理解はあるんですけど、ずっとやることなくないですか。 

江ノ島: 
やることあるんですよ。

窪田: 
聞かせてくださいよ。

江ノ島: 
今のベイブレードってパーツが3つ構成になってるんです。上の部分と真ん中と下の軸の部分。 この3つの組み合わせによって強さが変わるんです。その強さを見つける旅の途中ですね。

窪田: 
なるほど。野暮なこと言うとYouTuberが答え出してたりとかしないんですか。

江ノ島:  
僕、基本ネットのこと信じてないから。

窪田:
あ、そうなんですね。

江ノ島:  
ネットって嘘しかないと思って生きてるから。強いカスタムなんか出すわけない、と思いながら生きてるんで。

窪田: 
嘘の情報流してる。

江ノ島:
攪乱させるって思ってる。

窪田:  
あ、なるほどね。

江ノ島: 
まぁ、一応やってみるんですけど、 でも実際やってみたら自分と合わなかったりとかするんですよ。

窪田:
合わないというのは、どういうことですか?

江ノ島: 
シュートのやりかたに違いがあるんです。

窪田: 
その角度とか、引き方とか?

江ノ島:   
どの位置に落とすとか。

窪田: 
スタイル、キャラクターみたいなのがあるんだ。アニメみたいに俺はこれを使うぜ!みたいな。

江ノ島:  
そう、これを使うときは、できればここに落としたいとか。

窪田: 
それは面白いですね。

江ノ島:  
今のベイプレートって、スタジアムのとこにギアがついてる。ギラギラのやつがついてるんですよ。そこと軸が噛み合うとすごい高速で相手にアタックできたりするんですよ。

窪田:
漫画みたいじゃないですか。

江ノ島:
漫画みたいな動きができるので、それを家で練習する。

窪田:  
ここ狙うぞ!みたいな感じで家でずっと練習するんですね。

江ノ島: 
「大会に出て勝つんだ!」って思うんですけど勝てない。まだ1回しか大会出てないからなんとも言えないですけど、

窪田:
その大会で優勝してた人のカスタムは、巷で言われてる最強カスタムみたいなやつだったりしたんですか。

江ノ島: 
どうなんだろうな。この上の部分はだいたい同じのを使ってるとかはありますね。
1番今強いっていうカスタムがあって、それを大体使ってるなと。

窪田:  
最強のアイテムの弱点をつけたりするカスタムあるわけですよね。

江ノ島: 
でもそれがなかなか今倒せなくて、問題になってるんですよ。

窪田:
一強になっちゃってるみたいな。

江ノ島:
ワンチャン倒せる、ぐらいの感じですね。

窪田: 
なるほど。

江ノ島:
それをオモコロの人とずっとやってます。

窪田:  
環境読みみたいなのがあるんですね。なるほどね。じゃあ確かにやることありますね。

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