投稿の募集開始にともない、当サイト、デイリーポータルZの存続を課金で支える会「はげます会」のメンバーから事前に「エモい」と思う写真を自由に見せてもらいました。
多岐にわたるその解釈を無理やりですがジャンル分けしてみました。
空である
エモい、という時に赤系から青系に色が移るロゴがよく使われているような気がしていて、それらしい夕焼けだと思ったので。(たえすけ)
フォルムも色も青空も鋲も貼り紙も全てエモ(もりゆ)
夕暮れって問答無用でエモいじゃないですか。これもめちゃくちゃエモいと思ってるんですが、微妙に残念なのは太陽にほえろを思い出してしまってやや興醒めなところですかね。(ガッツ)
夕焼け、青空、夕暮れ。「太陽にほえろ」的なかっこよさも背負いつつエモーショナルはまず空に宿ります。3枚並んだだけでもうちょっと泣きそうだものな。
ダイナミックである
「エモいと言ったら黒部ダムだよね」と思ってカメラロールをあさってい。たら、まさかの黒部ダム越えのエモさを発揮する写真を発見
消失点に向かうように伸びるロープ、後立山と黒部湖に注ぎ込む雪解け水。感覚引き延ばされ系のエモさだと思います。 (えすた・けい)
正月あたりにドライブしていたとき、細い道に迷い込んだら急に視界が開けたところ見つけた湖で、湖面が凍ってるところと溶けてるところがまだらになっていて、マーブルアイスみたいだったところにエモを感じました(そり)
近所の店でなにげなくiPhoneで撮ったら妙にまんまるに撮れてしまって、大好きな伊丹十三の映画「タンポポ」を思い出して嬉しかったので辛いことがあると見返しています。
iPhoneのパノラマモードを使って超縦長に撮影。結果、iPhoneの画面全体がこの写真で埋まり、大変にエモい(ご自身のiPhoneだと左右に黒帯が出ちゃう場合は、編集で適当に上の方を切ってみてください!(清田いちる)
長さ=エモさ とはまさかですがなるほどです(誌面の都合で小さい掲載になってしまった!)。
また、油そば→まん丸に撮れた→好きな映画のジャケ写みたい!→エモい!→嫌なことがあったときに繰り返し見よう……
といいうエモ5段活用には、エモさは自分の中にあるのだと強く思わされます。
レトロである
ボロボロの看板と新品の暖簾。長い間続いてる店がまだまだ続くと予見させるところがエモくて(しのときの)
ローカルバス、素朴な看板、夏の日差し(8月ごろ撮影)と木陰などがエモいと感じました(ぴかーど)
レトロな入口に暗いけど反対側が見えてるのがとてもエモい(平野陽子)
昔からある風情を出している建物には「頑張ってるんだなあ!」みたいなストーリーを感じますよね。直感的なエモさに加え、物語が入ってきます。
それから夏はなるほどエモい! 要素がどんどん集まってきました。
雨である
普段車に乗らないのでまったく縁がないもののラジオの交通情報などではよく聞く場所が急に目の前にあらわれ、雨というシチュエーションもあいまって胸が急激に熱くなりつい写真を撮りまくりました。(古賀及子)
これは、私からです。今回意外にも雨はこの1枚だけでした。
大雨(いつもと違う)のなか行きつけない場所にもかかわらず、聞いたことのある名前、不明のなかに明らかがある、そんなエモでした。
ミスマッチ、違和感がある
急遽の花火で、仏壇の蝋燭と燭台を使っているところがエモいような気がします。(maipu)
違和感とはエモさの重要な要素だったのかと、はっとしました。3枚、どれもがっつりのエモさ。いたしかたなさのようなものを感じるのかもしれないですね。
酔っている、あと猫
昔はよく酔っ払って帰っていたなーという、懐かしさを考えるとエモい(まあ今も酔っ払いますが!)(さくまる)
酔っ払い×猫、エモの完璧な乗算です。
愛しさ
川崎の美容室の看板
シンプルな文面が刺さります。そのくせ旦那の「那」が間違ってて愛おしい(ほり)先週仕事からの帰宅時、誰もいないリビングのダイニングテーブルがこうなっていて、これ、絶対ノリノリで歌ったり踊ったりしたの?でも刺してないから寧ろこれからやれという事なのか…と思ってエモい気持ちになりました。(阿部愛)
2020年12月。東京駅グランスタのキャラクター『ふくらむちゃん』が柱になったもの。12月なのでサンタ仕様。みんなに触られてうっすら二色になっている。(しいな)
誰かの様子を間接的に感じたときのエモみ、ありますね。
切なさ
2019年4月。久しぶりに地元宇都宮に行きました。
パルコが閉店するとは聞いていたのですが、いざ行くと、宇都宮パルコありがとうキャンペーンが至るところにあり、こみ上げてくるものがありました。(ぬっきぃ)
シークレットシューズ
実物を初めて見たこと、それがゴミ置き場にトレイに乗せて置いてあること、そして持ち主が「もう要らないな」と思い捨てるまでを想像して。(むすす)
「切ない」って普段あんまり言っちゃいけない言葉ですよね。「かわいそう」みたいなもので。
でもたまにこれは言っていいだろうという回があって、閉店はそうだと思います。あと捨てられたもの。
可愛くなりきれてない可愛さは、ポジティブな切なさと言っていいはず。エモい!
心強さ
なにか頼もしさを感じさせるエモですね。
幸せである
繁華街を歩いていたら、ビルの入り口に恐竜がいて大喜びしました。往年の特撮みたいで萌えました!(武井崇)
普段立ち入る事ができない場所に入った時の写真ってそれだけで嬉しいじゃないですか。
ダムの下から上へと延々と続く階段…絶望的であるけどエモくもないですか?(CHOROGO)
嬉しい、幸せ、なるほどこれぞエモいなのかも。
旅
そうだ、心揺さぶる行動といえば旅でした。忘れそうになっていた。
そして空へ
最後はやはり空でした! 海、河川敷といった水周りとの関係性が重要です。
ここにもエモい写真あるぞ! というかた、投稿はTwitterのハッシュタグを使いたいと思います。
#おれの考えるエモい_DPZ でぜひお寄せください!
心の中にあるエモーショナルをぜひ呼び起こし、投稿お待ちしております~!