生乾き対策で応援団になる
洗濯物を部屋干ししている。飼い猫の脱走対策で気軽にベランダを使うことができないのだ。
そうすると厚手のバスタオルは丸二日干していても湿り気が残っていたりして、とてもしょんぼりする。だから今日、応援団になろう。
応援団員になるにあたり、当サイト編集部から学ランを送ってもらった。頼りになる編集部である。
次に濡れタオルを旗にしよう。
湿ったバスタオルを吊るした竿はずっしりと重い。
この重さに耐えて竿を振るだけでなく、人様の応援までするのだから応援団員の旗手は本当にえらい。なんでもやってみると他人の気持ちがわかるというものだ。たぶん、本物の旗手は濡れタオルを振り回さないけれど。
さっそく竿を振ってみよう。
楽しいぞ!竿を振るとタオルがバサバサと音を立てるのが愉快だ。…いい大人なのにうっかり幼児用のおもちゃみたいな感想を漏らしてしまった。
楽しいうえに腕の筋トレになって、タオルは乾燥し、オマケに誰かの応援もできるのだ。これぞまさに三方よしの商売というもの。近江商人も琵琶湖の底で微笑んでいる。
筋力に余裕があるときや応援の対象が決勝戦に進んだときなどは、吊るすものを増やして対応するといいだろう。
トーナメントを勝ち進むにつれて豪華になっていく物干し竿を見て、選手たちはなにを思うだろうか。それこそ選手になってみないと想像がつかないことだ。
しかしまあ、洗濯物はまったく乾く気配がない。なんといっても曇り空だから。
バスタオルがカラッカラになるまでやりたい
当初の目的どおりバスタオルを振って乾かしていこう。ここは本気でのぞみたい。
とりあえず、くもり空の下で5分程度振り回したくらいでは変化がないようだ。
さらに10分ほど続けたが、バスタオルに変化はない。雨がポツポツと降りはじめた。さしもの神様もこんな用事では晴らせてくれないのだ。
仕方ないから続きは屋内でやろう。…けっきょく部屋干しじゃねえか!