ちょっとした落書きに最適なのは不可能図形である。
教科書の写真にヒゲを描き加えたり俳句やポエムを書いてみてもいいのだが、後で自分で見て後悔することが往往にしてある。その点、意味のない立体はなんだかスマートな雰囲気があって良い。
中でも気持ちがいいのが不可能図形なのだ。描いて飽きない、見て飽きない、なんか頭良さそうの三拍子がそろっている。そろったところでなんの意味もない落書きなのだが、とにかくそろってはいる。
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僕の描き方を紹介します
どうやって覚えたか忘れてしまったが、冒頭の図形の、僕の描き方を紹介します。
いきなりだがここが一番大事である。真ん中の正方形の辺の長さに合わせて周りの図形を描く。
タテとタテ、もしくはヨコとヨコでつなぐと不可能図形になる。タテとヨコでつなぐと普通の立方体になる。
描き終わったら図形の不可能さをぼんやり眺めればいい。「ああ、不可能だなあ」と思うのだ。人に見せて「不可能じゃない?」「不可能だねえ」と話し合ってもいい。