特集 2020年4月20日

犬用の服が覆面に見えたので被ってみた

覆面だと思うじゃないですか。

100円ショップのダイソーで買い物をしていたら、覆面レスラーが被るマスクが売られていた。

こんなものまで売られているのかと驚いたが、よくみたら犬用の服だった。

いやでもこれ、被れるんじゃないだろうか。いつかは覆面レスラーになってみたかったので、試してみることにした。

趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー)

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ほら、どうみても覆面だ

口を隠すマスクは売り切れだけど、顔(プライバシー)を隠す覆面は売っているのか!

って、ダイソーで思ったのである。

なに言っているかわからない?

この売り場を見てもらえば、きっと分かり合えるはずだ。

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はい、どう見ても覆面!

覆面レスラー用のマスクも随分ファンシーになったものだと思ったら、なんと商品名は「DOGWARE」。

まさかの犬用の服じゃないか。

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深い事情があって銀行へ行くときに被る、目出し帽かと思ったら。

でもこれ、犬が着たら服だけど、人間が被れば覆面になるのでは。

それを試したら変態だろうか。どんなジャンルの変態だ。

100円商品なら試してもいいけど、300円か。うーん。

この日は迷った挙句、買わずに退出したものの、その後2回ダイソーに行く用事があり、我慢できずに買ってしまった。

サイズがS、M、Lと3種類あり、絶対に試着するわけにはいかないので、MとLを柄違いで購入。心で犬を二匹飼っている振りをして。

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絶対に普段使いしない商品なのに「服と合わせやすいのはこれかな?」と、こんなときにも地味な色を選んだ自分が悲しい。

被ってみたら、前が見えない罠

帰宅後、さっそく値札のタグを切って、無駄にドキドキしながら被ってみる。

頭は大きい方なので、Lサイズから試してみよう。

どれどれ、うん、前が見えないね。

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あれ、想像と違う。
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ここの幅が広すぎる。

どうしよう、今年一番の消化不良である。

裁縫が一切できないので、自分で縫って直すことは無理。

かといって、母親に頼むには説明がややこしすぎる。できるかよ。

うーん、よしわかった。こんなときは結束バンドだ。

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みんな大好き、結束バンド。インシュロックである。

これを眉間部分に通して、輪を適度な大きさに縮めてみる。

おー、前が見えるじゃないか!

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口が出ないタイプの覆面レスラーもいるし(ミスティコなど)、なかなかいいかも!

いやでもちょっと視界が狭い。

ならばダブルインシュロックでどうだ。プロレスの技名みたいに言ってみた。

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見やすい!

よし、これでばっちり。やっぱりこれは犬の服であり、人の覆面でもあったのだ。

サイズはこれでジャストフィットだけど、試しにMサイズも試してみようか。柄も違うし。

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やっぱりきついな。鼻が苦しい。あとこのパッチワーク柄は相当ヤバいかも。
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結束バンドで縛ってみたが、やっぱりきついな。アゴがはみでる。

小顔ならMサイズ、大顔ならLサイズが合うようだ。犬の服と人間の頭、サイズの表記はイコールだ。

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覆面を被ってオンライン会議をしてみよう

一人で被っているだけだとただの変態っぽいので、これをネタとして昇華させるべく、編集部の方に見ていただくことにした。人に見せようとするのは更なる変態行為なのではという気もしなくはないが。

実際に会う勇気はなかったので、オンライン会議とさせていただいた。

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この覆面、ヘッドセットが意外と似合うなと思いました。

完全に出オチなので、最初は私だけ画像無しで、編集部の古賀さん、石川さんとオンライン会議をスタートした。会議と書いたが、議題は特にない。

事前に覆面(犬の服)を被っている件は説明済みである。なにも知らせないで被る勇気と趣味はない。

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こんな茶番に付き合わせてすみません。

玉置:よろしくお願いいたします。

古賀:犬の服って買ったんですか。

玉置:ダイソーでさっき買ってきました。

石川:ダイソーなんだ。目出し帽みたいになる?

玉置:そうかなと思ったんですけど、ちょっと意外な結果になりました。じゃあカメラをオンにします。

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二人とも予想外だったみたい。ですよねー。

古賀:あ、えー。思っていたのとちょっと違う!

石川:忍者だ!

古賀:どうなってるの?ちょっとなに?

石川:忍(しのび)だ。頭になんかフニャってなっているのおかしいですね。アスキーアートの「オプーナを買う権利をやろう」で有名なオプーナが、ちょうどそこに入る感じのボールがついてますよ。

玉置:???(よくわからないので検索=結果はこちら

古賀:烏帽子みたいだよね。それ犬のフードですか。

玉置:???(ドッグフード入れと勘違い)

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しばらくしてからようやく笑いが生まれた。

玉置:あ、犬のフードです。ちょっと説明すると、下半身から頭を突っ込んで、手のところで目を出すんですけれど、ここの幅が意外と広いんですよ。

石川:へー(冷静に)。犬の手の間隔より、人の目の間隔のほうが狭いんですね。

古賀:ははは。目のところ、なんかやってあります?

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自分の正当性をアピールしているが、どう見てもやばいなこれ。

玉置:ちなみに今被っているのがLで、こっちはMサイズなんですけど、そのまま被るとこうなります。

古賀:全然ダメなんだ。

石川:だいぶヤバい感じですね。

玉置:このままだとどうにもならないじゃないですか。

古賀:そうだよね、そうっすね。

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文句なくヤバい。

玉置:だから結束バンドで止めたんですよ。

石川:全部ダイソーでいけますね!

古賀:絶対に使わないような知見を得ちゃったじゃないですか!こういうところに工夫を凝らすのは最高。絶対に必要ない知識だもんね。

玉置:ありがとうございます(誇らしげに)。口が出るかと思ったら、全然でない。なので布マスクとしても活用可能。

古賀:むしろアゴまで隠れている。

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何を真面目に説明しているんだ。

玉置:最初はちょっと恥ずかしかったけど、そんなに変じゃないですよね(真顔で覆面を被りながら)。

古賀:柄のやつは変態性がやばかったけれど。犬の服をかぶるときは柄モノやめておけっていうのも、絶対使わない知見だよね!

石川:こっちは忍者ですからね。でもぼくらは身構えていたから大丈夫ですけど、普通にこういう人がきたらヤバいですよ。

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結束バンドによって鼻のプリーツができていると感心する石川さん。

石川:ヤバい方の柄、ちょっとアメリカっぽいんですよ。星条旗っぽい。

古賀:アメリカ!口が出ていないのも、スパイダーマンとかそうだよね。

石川:アメコミっぽさ、ちょっとありますね。

古賀:アメコミっぽさね。アメコミっぽさじゃない?最大限、良いように言うなら。セイメンマンだ(私の趣味が製麺なので)。

石川:製麺仮面ですかね。韻を踏んでいますけど、謎の。

玉置:頭に生地を入れておいてね。

古賀:どちらかといえば変態仮面だけどな。

玉置:韻を踏むといえば、こうやって頭にかぶるとラッパーっぽくないですか。パラッパラッパー。

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編集部の二人が菩薩のような顔になってきた。

古賀:そういうひと、いるね。

石川:まさか犬の服だとは思わないでしょうね。これが人間のときの姿で、変身するときは覆面を下げてね。

玉置:まさにアメコミヒーロー!

古賀:すぐバレるね。

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サングラスをしてみたら、「なんで盛りはじめたんですか?」「そういうのいらないです」と痛烈にダメだしされた。

ということで、犬の服は、覆面にもなるし、布マスクにもなるし、アメコミにもなるし、ラッパーの帽子にもなります。

現場からの報告は以上です。

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ラッパー(画像補正あり)。

犬の服を覆面として被る行為、やってみたら、ちょっと楽しかった。

リアルで人と会うときに被るのはどうかと思うが、オンライン飲み会などで顔を出したくない人とかは、試してみるのも悪くないだろう。

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