デカ盛りを求めて
巨大オムライス、カレー、カツ丼など、世の中にはデカ盛りメニューが溢れている。絶対に食べきれないのでチャレンジしたことはないが、一度でも食べきれたら一生自慢できるはずだ。どうにかしてデカ盛りを食べられないだろうか。
そうだ!デカ(刑事)盛りにしよう!!音が同じなので、口頭で「刑事盛りを食べきった」と言うぶんにはエピソードとして全く嘘がなく自慢できる!!
料理は刑事にあやかってカツ丼にしよう。尋問のときに食べるメニューだ。カツを一から作るのは大変なのでスーパーで買ってきた。
このお弁当をベースに刑事を作っていこう!!
刑事作り
カツを使うことを決めたのはいいが、どうやって刑事にしたらいいのだろうか。 とりあえず人の形にしなければならない。
手足はカツにして、その他をお弁当のご飯で作ろうか。
顔の部分は肌色にしたかったので醤油を少し混ぜた。味的に美味しいのかはわからないが、いい色味になったぞ。
服を着せる
刑事といえば、トレンチコートだろうか。 刑事コロンボもヨレヨレの茶色いコートを着ているし。いや、でもあぶない刑事は黒スーツだ……。間をとって、茶色いスーツにしよう。
カツと色味がバッチリだ。ちょっとシワシワなのも、刑事コロンボ感があって良い。すでに煮てある油揚げの商品があったので、そちらをハサミで切って作った。
ジャケットを着せると手がないのが気になってきたので、部分的にカットしてカツの衣を剥がそう。
お弁当に入っていたたくあんでネクタイをつければ、立派な一張羅の完成だ。
刑事っぽさを足していく
このままだとただのスーツを着た人盛りだ。デカ盛りにするために、もっと刑事っぽさを足していこう。
あぶない刑事風に、サングラスもかけよう!
もう小道具でなんとかするしかない。警察手帳と銃をを持たせよう。これさえあれば、どんな人でも一瞬で刑事になれるはず。
銃がドライヤーにしか見えない。刑事もドライヤーを使うと思うが、ここはカッコよく銃を持たせたいところ。このままだと家にいる出勤前の刑事だ。せめて出勤させたい。
周りの現場感も大事なのだろうか。トンカツ弁当に入っていた残りの具材で現場っぽさを作ろう。
完全に事件現場に来た刑事だ!!トンカツ弁当に入っていた付け合わせのきんぴら、レタスがいい感じに野外感を生み出している。
銃はおにぎりで作るとドライヤーになるので、チーズと海苔で作りなおした。
デカ盛り実食
デカ盛りが完成したので早速食べよう。!
お弁当にソースがついていたので、ソースカツ丼にしていただく。
ソースをかけただけで、ドラマ最終回ぐらい白熱したワンシーンに早変わり。ただの仁王立ちなのに躍動感が増した。
これが量が多いタイプのデカ盛りカツ丼だったら、心配でこんな笑顔で食べられないだろう。満腹中枢が上がる前に食べなきゃと、焦って早食いするに違いない。でもこれは刑事タイプのデカ盛りなので、ゆっくり食べ進められる。なんならちょっと量が少ないとさえ思ってる。
そうこう言っている間にデカ盛り完食!!ものの15分だった。
これで今後「デカ盛り一人で完食したことあるんだ〜」という自慢が出来るぞ!
デカ盛りを食べ終えた達成感に浸りつつ、普通に量が少なかったのでこの後晩御飯も食べたのだった。

