デジタルリマスター 2024年6月25日

現代の魚肉ソーセージを作る(デジタルリマスター)

ひねりだす、こねる、混ぜたおす

昔のおもちゃで、「床屋さんごっこ(?)」というものがあった。人形の中に粘土を詰めて下から押し出すと、頭にあいたたくさんの穴からにゅーっと粘土が細く出て、髪の毛のようになる、それをカットして床屋さん気分、というもの。

あれに似ている。

rimg0059-topaz-standard v2-2x.jpg
お店みたいで楽しい

いや、それで感想を終わらせるわけではないが、考えていたよりあっさりとミンチ作業は終わってしまった。力も要らない。

でも自分の手で挽き肉が出来ていくのはなんとも感慨深い、というと言い過ぎだが、楽しい事は間違いない。

2度挽きをして、ボウルにあけて塩を振り、混ぜまくる。他に香辛料も必要か・・・など考えるが、今日は素材に頼ってシンプルにいこう。

rimg0065-topaz-standard v2-2x.jpg
混ぜたおし

漫画「美味しんぼ」に『塩を加えて練っただけでこんなに粘り気が!』というような一節があったのを思い出す。それはカマボコ作りのときの台詞だったが、ギョニソーも魚肉だけに、まあ、結着材料としては塩だけでいいや、と判断。

匂いをここでかいでみる。

rimg0067-topaz-standard v2-2x-faceai.jpg
匂いをかぎ

・・・あの刺身らの集まった匂い、としか言えません。

袋に詰めて、いよいよソーセージらしくなる時が来た。鉄郎は機械の体をもらいにいったが、魚肉はソーセージの体をもらうことになる。初めての作業に興奮だ。ソーセージ作ってるんだなあと実感できる瞬間である。

rimg0069-topaz-standard v2-2x.jpg
腸を口金にセット

ソーセージ作りって、ほとんど工作に近いんだなあと感じる。道具に材料入れて、ハンドル回して、練って、袋にしぼり出して・・・

そう考えてみると、料理は全部工作だ。なんで今まで気がつかなかった。工作したかったら料理すればいいんだ。これからは料理しよう、料理。

⏩ 次ページに続きます

<もどる ▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>
20240626banner.jpg
傑作選!シャツ!袋状の便利な布(取っ手付き)買って応援してよう

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ