久しぶりに買ってみる
ところで、本家のギョニソーは今、どうしているのだろうか。訪ねてみることにした。
複数のスーパーに行ってみたが、ふつうのハム・ソーセージの売り場はすぐに見つかるのに、ギョニソーは少々迷う。ハムやらは肉売り場の横を見れば必ずそこにあるが、ギョニソーは魚売り場の横に・・・ない。
あるのはカマボコや、つみればかり、と思ったら、冷蔵の範囲外、つまり通路の部分に箱積みされていた。冷蔵の必要、全くなし。
しかも必ず「5本+1本 増量」となっている。こんなにいらない。
私が子供のころは、商品にもう少しバリエーションがあったような気がするが、メーカーはどのスーパーも1社分しか置いていない。
寂寥の思いでカゴに入れる。
家に帰って、さっそくあけてみる。その外皮はオレンジ色のシースルーではなくなり、透明なビニールに包まれていて、むくとなんだかしっとり感がある。むいたビニールには前よりたくさん中身がくっついてくる気がする。
こんなにしっとりしていたか?もっとパサついてなかっただろうか。
本体の色もおとなしめだ。もっとどピンクだったような・・・と、包装紙を見ると、
【原材料】
魚肉(いとより、ほっけ)、結着材料(植物性たん白、でん粉、ゼラチン) 豚脂肪、食塩、砂糖、香辛料、調味料(アミノ酸等)、貝カルシウム、赤色106号
もっとクスリっぽい名前が並んでいたような記憶があるが、かなり表記が穏やかになっている気がする。赤色106号を見てちょっとホッとしたりして。
あまつさえ、「保存料・発色剤は使用しておりません」ときた。時代はギョニソーさえもひそかに変えていく。
さて、あとは一気に完成させよう。